皆さん、こんにちは。
もうすぐ、暑い夏がやってきますが
お子さんがいるご家庭は、夏休みのシーズンに入ります。
夏休みになると、必ずあるのが、学校から出る宿題ですね。
宿題の中でも、よくある定番のものってなんでしょうか?
はい、それは「読書感想文」ですね。
しかし、この読書感想文が、なかなか難しくて
特に、今まで読書感想文を一度も書いたことがない、
初学生低学年1年生や、まだ、経験が少ない2年生にとっては、
頭を悩ませてしまう宿題です。
そこで、今日は、そんなお子さんを持つ親御さんと
お子さんのために、読書感想文の選び方や、おすすめの本を紹介します。
目 次
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小学生低学年向けの読書感想文〜子供の能力に合わせて本を選ぶ
まず、読書感想文を書くときは、
書く子供さんの年齢、学年、または、能力に合わせて
読む本の文字サイズ、そして、ページ数を選択します。
小学生低学年の場合は、
- ページ数:100ページまで
- 文字サイズ:大きい
が良いです。
文字サイズは、教科書の文字サイズと、同じくらいのものがいいです。
難しい漢字もなくて、あっても、ふりがながふってあるものをおすすめします。
書店やインターネットで、買う前に、または、図書館で借りるときに、
必ず、本の中身を確認してください。
低学年のお子さんは、まだ、読書をするという習慣もない子が多いし
飽きっぽいところもありますので、
イラストや写真がついている本のほうが、おすすめです。
そのほうが、より集中力が持続し、想像力も掻き立ててくれます。
また、短編集も、一つ一つの話が短いので、
子どもに、好きな話を読ませてみて、
自分でどの短編の感想文を書きたいか、決めさせるでも良いです。
小学生低学年向けの読書感想文〜本は何がいい?テーマは?
自分が好きな本を選びましょう。
好きな本とは
- 身近な話題→学校のお話
- 子どもが過去に体験したこと
- 主人公が自分に似ている
- わくわくするようなお話
主人公と子ども自身に共通点ができるので、より内容が面白くなり
感想文も書きやすくなります。
例)子どもがペットが好きなら、犬や猫のお話の本
→命の大切さや、人間との関わり合いのお話
→動物の親子の愛情などが描いてある本が、おすすめです。
具体的に、本の種類をあげてみると
- 読み物の本→冒険ものや、お話を楽しんだり
やさしさや、人生のゆめ、毎日をがんばるお話など。 - 知識の本→自然や動物、世の中のことが書いてある本。
これを読むことで、新しいちしきを学ぶことができます。
テーマをあげてみると
- 読み物
- 童話・名作
- 冒険もの(浦島太郎)
- スポーツのお話
- 動物が主人公の話
- ファンタジーのお話
- 知識の本
- 歴史
- 昆虫・生き物のお話
- 自然がテーマのお話
- 科学がテーマのお話
などがあります。
小学生低学年向けの読書感想文〜課題図書の中から選ぶ
青少年読書感想文コンクールの「課題図書」とは
毎年、青少年読書感想文コンクールがありますが
このコンクールで出てくる「課題図書」は、非常におすすめです。
専門家が、子どもたちに読書感想文を書いてもらうために
厳選した本、ということもありますが
同じ課題図書で、他の子供達が書いた読書感想文と
自分が書いた読書感想文を比較して、
自分の「読み」と「感想」「体験」「考え」と、
他の子供達の「読み」「感想」「体験」「考え」を
比較できて、それが、子供の思考能力を成長させるからです。
ここで言う体験とは、
子供が読んだ本の感想が、
過去のどんな体験に基づいているのかを、感想文の中に書きますが
その体験のことを指しています。
【課題図書の特徴】
- 子どもたちも興味を持ちやすい
- 感想が書きやすい作品が中心
- 他の子供達の読書感想文と自分のを比較できる
→自分の思考能力の成長になる
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小学生低学年向けの読書感想文〜名作物、グリム童話から選ぶ
グリム童話は、本当に歴史もあるし、素晴らしいお話がたくさんあります。
しかし、一つ注意したほうか良いことがあります。
それは、グリム童話の中には、怖い話が、結構あるという点です。
例えば
- ヘンゼルとグレーテル
【話の概略】母親に捨てられた兄妹が森で道に迷ってしまい、
森の奥に住んでいる魔女に、騙され捕らえられます。
兄弟は、隙を見て魔女をかまどに突き飛ばして
焼き殺し、宝石や真珠などを持って、家に帰ります。 - 赤ずきん
【話の概略】おばあさんを食べてしまう狼が、赤ずきんを待ち伏せする話 - 白雪姫
【話の概略】白雪姫の継母の王妃が、大変恐ろしい魔女で、
魔法の鏡に「1番美しいのは白雪姫」と言われたことに
怒り狂い、漁師に、「白雪姫を殺して、その証拠に、
白雪姫の肺と肝臓(作品によっては心臓)を、取ってこい」
と命じた。
こんなの、小学校低学年が読む童話ではありません。
上にあげたような話の流れは、絶対に子供にはよくないし、
親御さんだって、そんなことが書いてあるお話を、
子供に読ませたくはないでしょう。
小学生低学年向けの読書感想文〜青い鳥文庫から選ぶ
講談社が出している児童向け文庫で、
「青い鳥文庫」というものがあり、
対象は小学生向け、いろんなジャンルがありますよ。
小学生低学年向けの読書感想文〜ベストな選び方!
1番良い選び方は、お子さんが自分で選ぶことです。
お母さん・お父さんは、お子さんと一緒に本を探してもいいですが
横から、「これがいいよ」「これが書きやすいよ」なんて
余計なことは言わず、子供が気にいったものにすることです。
人から勧められた本というのは、なかなか読まないですが
自分で選んだ本は、一気に最後まで読むことがほとんどです。
ご両親にできることは、
子供がどれにしようか悩んでいたら、一緒に考えてあげること。
また、ページ数や文字の大きさ、漢字の多さなどは
ご両親がアドバイスしてあげて、いいでしょう。
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小学生低学年向けの読書感想文〜おすすめの本の紹介7選!
では、いよいよ、ここからおすすめの本を紹介しますね!
【グリム童話】しらゆきべにばら [ バーバラ・クーニー ]
提供:http://www.holp-pub.co.jp/books/50336/
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しらゆきべにばら グリム童話 [ バーバラ・クーニー ]
見どころ
グルム童話の中でも、女の子が1番好きになりそうなお話。
大人も、子供と一緒に読むと、大好きになりますよ。
バーバラ・クーニーの絵も、赤を主に使ったとても暖かい雰囲気の絵。
原っぱを走り回ったり、花や蝶々を追いかける、べにばら。
お母さんのお手伝いをしたり、本を読んであげる、しらゆき。
このお話を読みながら、お母さんはきっと、
「自分の娘は、将来、どんなおお父様と結婚するのかな?」
なんて、想像に掻き立てられるでしょう。
森に苺摘みに出かけ、動物たちと遊ぶ二人の少女。
糸を紡ぎながら、お母さんが読んでくれるお話に耳を傾ける2人など
その挿絵が、どのページもうっとりするほど美しいです。
そして、「プリンセス物語」のハッピーエンディングがやってきます!
そこで単純に終わってしまわないのが、このお話の素晴らしいところですね。
詳細事項
- 発売日:1995年09月
- 著者/編集:バーバラ・クーニー, 鈴木晶
- 出版社:ほるぷ出版
- 発行形態:絵本
- ページ数:48ページ
- ISBNコード:9784593503360
【青い鳥文庫】フランダースの犬新装版 (講談社青い鳥文庫)
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フランダースの犬は、アニメでも放映されてるので
皆さん、ストーリーはご存知のはずですね。
見どころ
ときは、1870年代の初め頃
場所は、ベルギーのフランダース地方のアントワープに近い小さな村
そこに、ネロという心優しい少年がいて
ジェハンじいさんといっしょに暮らしていました。
ネロは、毎朝村をまわって牛乳を集め、
アントワープの牛乳屋に運んで、生計を立てていました。
ある朝、ふたりは、金物屋に行ったときに、
ムチ打たれて、置き去りにされている犬を見つけました。
二人は、この犬の世話をしてやることに決めました。
その老犬の名前は、パトラッシュ。
やがて、犬は元気になり、牛乳運びを手伝うようになり、
ネロと深い友情で結ばれていきます。
あのアニメが感動の絵本になりました!
詳細事項
- 発売日:2009年10月
- 著者/編集:ウィーダ, 松村達雄
- 出版社:講談社
- 形態:新書
- ページ数:165ページ
- ISBNコード:9784062851220
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【課題図書】ルラルさんのだいくしごと (ポプラ社)
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見どころ
雨漏りを直そうと、屋根に登ったルラルさん。
でも、はしごが倒れてしまい、屋根から降りられなくなりました。
「困った、どうしよ〜」とルラルさん、悩みますが
動物たちは、まさかの電車ごっこを始めてしまい、
どこかへ行ってしまいます。
ルラルさんは一人残されてしまい、大ピンチ!
しかし、ルラルさんは慌てませんでした。
寝転んで雲をながめはじめます。
「あー、きれいな雲だぁ〜」と、
こんなにのんびりとした時間は、なかなか持てるものではありません。
動物たちが戻ってきたのは、西の空が赤く染まるころでした。
さて、ルラルさんは、無事、はしごで降りることができるでしょうか?
詳細事項
- 発売日:2017年09月23日
- 著者/編集:いとう ひろし
- 出版社:ポプラ社
- 形態:絵本
- ページ数:32p
- ISBNコード:9784591155301
としょかんライオン
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見どころ
舞台は、図書館
図書館は、みんなが利用するところ。
だから、秩序が保たれている。
そんな場所に、ある日、ライオンがやって来ました。
「え?」
図書館長のメリウェザーさんは、
決まりをとっても重視する図書館長さんですが
心は、優しい人なのです。
ほんの少しのルールを守れば、誰でも公平に受け入れてくれます。
そして、そのライオンは、彼女のもとで色々なお手伝いをするようになります。
図書館に来る人たちも、最初はそのライオンを怖がってましたが
徐々に、ライオンのことが気になってきて、
ライオンに会いに来るようになります。
こんなに大きくて優雅なライオンが、
静かに子供達と一緒に、過ごしている姿、想像がつきますか?
このお話は、図書館という場所を通して、
出会いと心の交流の素晴らしさを表したお話です。
詳細事項
- 発売日: 2007年04月
- 著者/編集:ミシェル・ヌードセン、ケビン・ホークス
- 出版社:岩崎書店
- 形態:絵本
- ページ数: 41ページ
- ISBNコード:9784265068173
バムとケロのもりのこや
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見どころ
「バムとケロ」はシリーズもので
一度読むと、止まらなくなるほどに面白い。
登場人物は、しっかり者のバムと
散らかし方が天下一品のケロちゃん
なんでもない日常に、魅力的な出来事がいっぱい起きます。
そして、小さい生き物や、雑貨など、いろんなものが
丁寧に描かれた絵は、見ていても飽きません。
このシリーズに、待望の「バムとケロのもりのこや」という
新作が登場しました!
そして、この新作には、新しいキャラが登場します。
その名も「新しいキャラクターソレちゃん」です。
そして、
- おなじみの人気者たち
- ひみつがいっぱいの小屋
- 舞台は森の中
- 緑の美しさ
など、見どころいっぱいです。
この機会に、このシリーズの前作を集めるのもいいかも!
詳細事項
- 発売日:2011年01月
- 著者/編集:島田ゆか
- 出版社:文渓堂
- 形態:絵本
- ページ数:32ページ
- ISBNコード: 9784894237070
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1ねん1くみの1にち
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みどころ
写真で見る絵本とは、このこと?
この絵本は、
1年生のお友達の登校の時間から
みんなが下校する夜の学校までを
時計の時刻とともに、読み勧めていきます。
お子さんと一緒に読むと、
自分の学校生活と比べながら、読んでいくことができて、
親御さんが、子供の学校生活を知ることができる
とてもユニークな絵本です。
本を読み進めるごとに、
お子さんに、この話とお子さんの学校生活とで
同じところや、違うときころを話し合いましょう。
例えば
- 絵本では、「朝は先生が来る時間、皆、着席で待っている」
お子さんの学校では、どうなのかな? - 給食の牛乳は、絵本では瓶だけど、
お子さんの学校では、パック?それとも、瓶? - 図工室と理科室も、出てきますよ。
- 絵本では、帰りの会で「みんなげんきにジャンケンポン!!」をしますが
お子さんの学校では、帰りの会では、何をするのでしょう?
子供とすごく共通点がある、学校の生活を描いているので
感想文も書きやすい作品ですね。
詳細事項
- 発売日:2010年09月
- 著者/編集:川島敏生
- 出版社:アリス館
- 形態:絵本
- ページ数:40ページ
- ISBNコード:9784752005049
まくらのせんにん そこのあなたの巻
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見どころ
このお話の特徴である、驚きのし掛けとは
- キャラクターがとても魅力的
- 子どもたち参加型の絵本であること
お話は、まくらの仙人と、お布団の付き人二人が歩いてると
なぜか、地面の穴に、体の一部がはまってしまった動物たちに、
出会います。
ぞうさん、きりんさん、うさぎさんに、たこさん
すると、まくらの仙人さまは、こう言います。
─『「そこのあなた」に頼むしかないな』
と言ったのばいいけど、自ら穴にハマってしまいました。
なんてお馬鹿な仙人だこと!
「そこのあなた」とは、一体、誰のことでしょう?
そして、その先には、驚きの仕掛けがあります!
詳細事項
- 発売日: 2010年01月
- 著者/編集: かがくいひろし
- 出版社: 佼成出版社
- 発行形態: 絵本
- ページ数: 21p
- ISBNコード: 9784333024094
まとめ
皆さん、いかがでしたか?
読書感想文というと、私も覚えがありますよ。
いろいろ考えて、書こうとするのですが、なぜか
あらすじがどんどん増えていき、
自分の感想が、20%くらいになってしまった、駄作の感想文
今思えば、あの頃が、懐かしい限りではありますが
子供にとっては、大変、困ったことですよね。
どんなふうに書けばよいのか、悩んだ末に
泣き出す子供も、いるんですから
なんとかしてあげたいものですね。
そんなお子さんがいる親御さんに、
できるなら、共感を呼びやすい本を、選んで頂きたいです。
自分から興味が持てる本と出会えれば、
読書感想文も、知らないうちに、書き終わってるに違いありません。
私が気に入った児童図書といえば、
やはり、「まくらのせんにん そこのあなたの巻」ですね。
かがくい ひろしさんの書かれた児童図書を、
全部読んでみたいです。
そして、読書感想文を、私も書いてみましょうかね?
お子さんも、きっと満足のいく感想文を、書かれることでしょう。
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