夏休みには、必ずと言っていいほど、読書感想文が宿題になります。
最初は、真面目に指定の本で書いたり
小説を探して書いたりなど、すると思いますが
だんだんと、空きてくることがあります。
そんなときに、ちょっと変わった本を読んでみたい
と思うのなら、ラノベをおすすめしますよ。
そこで、今日はラノベの読書感想文の書き方を紹介します。
ラノベの本の選び方や、おすすめの本などについて知りたい方は
こちらの記事も読んでくださいね。
目 次
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ラノベの小説で読書感想文の書き方は?
ラノベは、挿絵や萌え絵が、結構使用されていて
単純なストーリー展開、
一人称の語り口で、話の展開がテンポよく、進んでいくストーリーです。
しかし、読書感想文の書き方となると、
他の児童図書や、課題図書のときと同じです。
ラノベが読みやすいだけで、読んだあとは、やはり
普通の読書感想文を、書かなくてはいけませんので
どう書けばよいのかは、今から説明しますね。
◎読書感想文を書くときの目的
まず、読書感想文をなんのために書くのか
明確にすることで、
これから、貴方が書く読書感想文がブレなくなります。
①人に聞かせるために、書くのではなく
自分のために書く。
読書感想文を書く時、自分が読んだ本を読んだことがない人に
理解してもらわないといけないので
どうしても、あらすじを書いてしまいます。
すると、「あらすじ + 感想」の書き方になってしまい、
読書感想文の内容が、単調で中身がないものになってしまいます。
しかし、
ここで、考え方を改めて、読書感想文は、他人のために書くのではなく
自分のために書くんだ と意識してください。
つまり、この本を読んで自分がどう感じたのか、
その気持や考えを、自分の言葉で表現するのです。
あらすじは、そんなに書く必要はありません。
あらすじは、読書感想文の10〜15%くらいまでに、とどめておきましょう。
あらすじばかり書くのなら、貴方の読書感想文は読む必要がありません。
なぜなら、貴方が読んだ本を読めばいいからです。
将来、自分が書いた読書感想文を読み返したとき、
自分が、どれだけ成長したのか、
振り返ることができるような、読書感想文を書くほうが
ずっと自分のためになります。
また、ラノベについて感想文を書いたことで
先生に叱られやしないかとか、変なことで心配せずに、
自分が感じたことをそのまま書くことです。
これが明確になれば、自然に
貴方は自分の言葉で、読書感想文を書き始めるでしょう。
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読書感想文の構成は?
読書感想文の書き方は、人により様々ですが
どんなことを書けばよいのか
というのはある程度、セオリーがあります。
【書く内容・構成】
- はじめの部分
- この本を選んだ理由
- 簡単なあらすじ
- 読む前の予想と、読み始めてからの印象がどう変わったのか?
※書き出しの書き方については、こちらを読んでください。
→「読書感想文で小学生低学年用に書き出しのコツや例は?書き方は?」
(今作成中です。完成したら、リンクにしますね。↑)
- まんなかの部分
・登場人物の中で、誰が1番印象に強く残ったか書きます。
なぜ、その人物が1番印象に残ったのか書いてください。
・登場人物の行動や発言について感想を書きます。
今の自分と比較してみましょう。
そして、登場人物のことをもう一度考えてみましょう。
主人公にはあって、自分にはないところとは何でしょうか?
・好きな場面、感動した場面について書きます。
もし、自分が似た場面について経験したことがあれば書いて
そういう場面を経験したこどなければ、自分の気持を書いてみましょう。 - さいごの部分
- 読み終えたあとの感想
- 今後の生活に、どのように役立てたいのか
- 主人公がこれができたのだから、自分はこのようにして夢を実現したい、
この場面では、こういうふうに対処したい
などと書きます。
視点を決める
それでは、どういう視点で、読書感想文を書いていくのか
ということについて説明します。
この視点は、
上にあげた読書感想文の「構成」の「本文」のところで
どこに視点をあてて、書いていくかを決めます。
①登場人物に視点をおく
ラノベは、
キャラと世界設定とストーリーの中じゃ、キャラが一番大事であり
キャラがきちんとしてるラノベは、売れる可能性が高いと言われます。
だから、これを利用すれば、読書感想文は80%できたも同じ。
ラノベのキャラの性格や、行動、発言に注目して、
自分の感じたことを書いていくのが、
一番ラノベらしい読書感想文の書き方でしょう。
②物語の面白さに視点をおく
ラノベは、物語の話の展開が軽快なので、
物語の面白さに視点を置いて書くのも良いでしょう。
面白さについて書いたら、
それが何故そう思うのか、自分の体験を振り返りながら書きます。
また、その面白さから何が学べるか、
自分の生活でどう活かせるのか、
そういうところも書いてほしいですね。
③「もしも」の視点で、ストーリーを展開してみる
もし、こういう展開になってたら、話の結末は、どうなるのだろうか?
という考え方のもとで、書いていきます。
この場合には、
登場人物の性格などを踏まえて、書く必要があります。
ラノベのストーリーで「もしも」の視点で、
違う可能性を探る読書感想文も面白そうですね!
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読書感想文を書く作業行程の流れ
視点が決まったら、読書感想文を書くのですが
どういう流れで、すすめていけばよいのか説明します。
- まず、本を読みます。
- 読書感想文書く目的を理解します。
・自分のための読書感想文を書く
・自分の書きたい視点で内容を見ていく
・自分の体験を踏まえて、感想を深めていく - 読書感想文の参考例があれば読んで
自分が目標としたい読書感想文を頭に入れる。
(※参考例の探し方は、後述します。) - 読んだ本のあらすじを読み返し、内容をイメージする。
- 自分が選んだ「視点」を、意識する。
※視点は前に説明したもの。 - 本を読み返していき、
自分の選んだ「視点」に合う箇所をチェックしていき
ノートに書き留める。
>
書き留める内容は
・ページ番号、行番号
・本文の簡単なメモ
・自分の感想
<
それと同時に本文には、
・付箋紙を貼り付けて、すぐに見つけられるようにする。
・付箋紙に書く内容は
→本のページ番号、行番号
> - ノートに書き取った内容を整理して、文章の構成を考える。
基本的な構成は、前出のもの。→「読書感想文の構成は?」
※構成を考えるとは、大まかな段落や流れを考えること。 - 構成が決まったら、感想文の下書きを原稿用紙に書いていく。
- 下書きが終わったら、一度休憩し頭を休める。
- 休憩し終わってから、下書きを読み直し推敲する。
※修正、文字の追加、削除などは、消しゴムを使わずに
棒線などを使って書き込む。
※消しゴムを使うと、せっかく書いたアイデアが全部消えてしまい
あとで、考えがまとまらなくなるので使わない。 - 感想文を、新しい原稿用紙に書いていく
- 清書できたらもう一度読み直し、問題なければ出来上がり!
読書感想文の参考例を見れるサイトの紹介
読書感想文の参考例が、見れるサイトを紹介します。
ラノベを読んで読書感想文を書くのですから
この記事の読者は、読書感想文が苦手な人だろうし、
あまり、参考例を読む気になるかわかりませんが
一応、紹介します。
読んだら、絶対に参考になりますのでね。
第63回 青少年読書感想文全国コンクール
第63回上位入賞者一覧
URL : http://www.dokusyokansoubun.jp/list.html
青少年読書感想文全国コンクールの受賞作品が読めます。
北斗市感想文コンクール最優秀賞作品
URL : https://www.city.hokuto.hokkaido.jp/docs/1910.html
北杜市が実施している読書感想文の受賞作品が読めます。
さぴあ作文コンクール 受賞作品
小学1~6年制対象
URL : https://www.sapientica.com/application/activities/writing/prize.php
学習塾SAPIXが実施している作文コンクールの受賞作品が読めますよ。
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書感想文全国コンクール入賞作品集の紹介
「考える読書」と第された、
過去の読書感想文のコンクールに、入賞した作品が掲載されてる本です。
とても参考になるでしょう。
- 考える読書 第63回青少年読書感想文全国コンクール入賞作品集
考える読書 第63回 青少年読書感想文全国コンクール入賞作品集 [ 全国学校図書館協議会 ]
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- 考える読書 第62回青少年読書感想文全国コンクール入賞作品集
考える読書 第62回青少年読書感想文全国コンクール入賞作品集 / 全国学校図書館協議会 【全集・双書】
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まとめ
皆さん、いかがでしたか?
読書感想文を書くのが苦手な人とか
退屈な課題図書は読みたくない人など
そういう人には、
ラノベも挑戦してみるのもいいでしょうね。
ラノベも、意外といろいろ見てみると、面白そうな本もあります。
そして、読書感想文を書く時は、あせらず、自分が書きたい視点に沿って、
本の印象に残ったところに付箋を貼っていき、ノートにメモをしていきます。
または、読みながら、印象に残ったところに付箋を貼り、
読み終わったら、付箋を貼ったところをノートにメモしていく、
というやり方でもいいですね。
ラノベの本の中には、探せば、普通の児童図書にはない、
また、中学生用の課題図書の中にもない、面白い本が見つかります。
面白い本を読んで
貴方自信の言葉で、読書感想文を書く楽しさを味わってくださいね。
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