皆さんこんにちは。
流れ星を夜空に見つけたら、三回願い事をすると叶うといわれています。
そう言われる理由は、流れ星を見つけるのは非常にレアーだからですね。
しかし、1年の間で、たくさんの流れ星を見れる時期があります。
例えば、
- しぶんぎ座流星群、1月
- こと座流星群、4月
- みずがめ座η流星群、4月~5月
- みずがめ座δ流星群南群、7月~8月
- ペルセウス座流星群、7月~8月
- オリオン座流星群、10月~11月
- ふたご座流星群、12月
- こぐま座流星群、12月
などがあります。
今日は、このペルセウス座流星群について、見れる時間帯や方角、ピークの時間帯を紹介します。
目 次
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ペルセウス座流星群2018年の観測日時は?
ペルセウス座流星群は
ペルセウス座γ星付近を放射点として出現する流星群で、
ペルセウス座γ流星群とも呼ばれます。
ペルセウス座流星群の全活動期間は
7月17日頃~8月24日頃までです。
8月7日頃~8月15日頃までは、
ペルセウス座流星群が比較的活発に活動する時期なので、
普段よりも多くの流れ星を見れるでしょう。
観測にちょうどよい時間帯は、
夜半(0時の前後30分間くらいの1時間)~空が明るくなる直前まで。
ペルセウス座流星群の観測の方角は?
見る方角は、どこでも構いません。
ペルセウス座が放射点となりますので、ペルセウス座があるのは北東の空ですが
その星座がある場所から、ペルセウス座流星群が出るわけではないので
どこを見ても構わないようです。
「NAOJの『ペルセウス座流星群2018』」より引用
上の図は、ペルセウス流星群の放射点を、※マークで表しています。
方角は北東方向で、北極星よりも右側に位置しています。
ペルセウス座流星群の極大時期・ピークは?
2018年のペルセウス座流星群は、8月13日10時ごろに極大になると予想されています。
しかし、この時間は日本では昼間なので、ペルセウス座流星群を観察できません。
日本では、この前後の夜に最も良く観察できるでしょう。
- 12日~13日の夜が最も良く見える
- 11日~12日の夜、ある程度の数の流星群を見れる
- 13日~14日の夜、ある程度の数の流星群を見れる
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ペルセウス座流星群の極大時間は?ピークの時間は?
ペルセウス座流星群が見れるのは、夜半~空が明るくなり始める直前までで、
夜半から明け方まで、放射点の高度が徐々に高くなっていきます。
なので、空が明るくなる直前が最も高くなります。
ペルセウス座流星群の観測に適した場所は?
光害が多いと空の星の光が見えづらくなりますので、
町の明かりなどが少ない場所がいいでしょう。
また、視界が広いところがおすすめです。
例えば、キャンプ場などはいいように思いますが、
周りに木々が沢山あると、逆に視界が悪くなってしまいます。
また、山の中から空の星が良く見えるのでいいだろうと思っても
盆地で周囲が山に囲まれていると、逆に視界が狭くなってしまいます。
なので、視界が広くとれる場所で見るようにしましょう。
例えば
- 野原
- 広い公園
- 湖の近く
- 展望台のあるところ
2018年はペルセウス座流星群を良く観察できるのか?
今年は、8月11日が新月になるため、月明かりの影響は全くなく、
非常に良い条件で流星群を見ることができます。
見える流星の数はどのくらい?
夜空が十分に暗い場所なら、1番多くて1時間に40個くらいの流星を見れるでしょう。
「十分に暗いとはどのくらいなのか?」というと、街明かりがない場所です。
また、普通の民家がある場所の近くの公園でも、
空が晴れていれば、数分の一程度になります。
海外を含めた観測条件は?
ピークの時間が13日の午前10時なので
ヨーロッパのほうが最も良い条件で観測できるでしょう。
特に、東欧のほうですね。
念の為、海外で夜中にペルセウス座流星群を見る人は
治安の良いところで見るようにしてくださいね。
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ペルセウス座流星群の観察の仕方
ペルセウス座流星群の放射点は、ペルセウス座になりますが、
流星はここから少し離れた場所から突然現れます。
ペルセウス座の方向にだけ、流星が出現するということではなく
夜空のどこにでも出現するので、基本的に空を広く見ることが大事です。
観察するときに注意することは
- 望遠鏡や双眼鏡はいらない
→流れ星は広い範囲を移動しますが、
望遠鏡や双眼鏡を覗き込むと、狭い範囲しかみれず、
流れ星を見逃してしまう可能性のほうが大きいです。 - 大きめのシートを用意して、その上に寝転がって見たほうがいいですね。
しかし、寝ないようにしてください。 - 外に出てから暗さになれるまで最低15分くらいかかります。
なので、最低15分間は観測を続けてくださいね。
ペルセウス座流星群を観察する時の注意点
ペルセウス座流星群を見る時の注意点です。
- 夜遅く外出するときは、周囲が良く見えないので、歩く場所には気をつけましょう。
- 車で移動される方は、他の車や歩行者に気をつけてください。
- 車で移動する方は、居眠り運転に気をつけましよう。
- 民家の近くで大きな声を出して騒いだりしないようにしましょう。
- 立入禁止区域に入ったり、よその家の敷地に入らないようにしましょう。
- 野生動物が出たりしたら、優しくしてあげましょう。
基本、触らないようすればいいです。
ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群(Perseids)は、
ペルセウス座γ星付近を放射点として出現する流星群のことです。
しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並び、
三大流星群の一つとされています。
数でいうと、
年間で一位、二位を争うくらいたくさんの流星が出現します。
1時間あたりの最大観測数は?
極大時は、1時間に30個〜60個の流星が出現します。
極大の前後の数日間は、1時間に10個以上(運が良ければ)見れます。
極大の時期が夏休み・お盆なので、
たくさんの人達が見ることができて、注目度は非常に高いですね。
見やすい時間帯は?
観察できる時間帯はとても長く、21時ごろから出始めます。
観察しやすい時間帯は、
夜中から翌朝空が明るくなり始める直前まで、
観察しやすい時間が続きます。
母天体
母天体は、スイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)で、
太陽の周りを133年周期で公転しています。
この母天体が、スイフト・タットル彗星ではないかと、
最初に指摘されたのは1962年のころで、
指摘したのは、イタリアの天文学者のジョヴァンニ・スキアパレッリ。
そして、
その彗星が1982年ごろに回帰する、とされていましたが発見されず。
その後、1991年、1992年に
ペルセウス座流星群が、平年の二倍以上も大出現したので、
科学者たちは母彗星も回帰するだろう、と予測しました。
そして、1992年9月27日に
日本のコメット科学者・木内鶴彦が、
スイフト・タットル彗星を再発見しました!
ペルセウス座流星群の最も古い観測記録
ペルセウス座流星群の1番古い観測記録は、西暦36年で、
1時間あたりに100個以上のペルセウス座流星群が出現したそうです。
つまり、2000年弱も観測され続けてるすごい流星群です!
中国でも観測されていますが、中国の記録がなんと凄くて
極大期に、1時間あたり4800個に達する流星嵐を降らせた?そうです。
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ペルセウス座流星群の活動予想
ダストトレイル理論により、
2004年に、ZHR150付近の突発的な活動が予測されて、
ペルセウス座流星群も予想通り出現したのが観測されました。
また、2016年に、活発な活動があると予想され、
実際にそのとおり活発な活動が観測されました。
2014年以降は、電波観測では観測されるピーク値が高めになっています。
※参考URL : http://www.amro-net.jp/meteor-info/08_perseids_j.htm
ペルセウス座流星群の詳細情報
- 名称:ペルセウス座流星群
- 学術名:Perseids
- コード名:PER
- 極大太陽黄経:140°.0 (8月13日付近 ※年によって違います)
- 極大時輻射点:赤経 = 46°.2 / 赤緯 = +57°.4度
- 出現期間:7月17日~8月24日
- 極大時刻:年によって違います
- 性質:極大出現数(ZHR):100,光度比:2.6,対地速度:59km/s
- 母天体:109P/Swift-Tuttle
twitterからペルセウス座流星群の紹介
さて、ここでTwitterからペルセウス座流星群の投稿をいくつか紹介しましょう。
8月12日、ペルセウス座流星群が最高条件で観察可能に!?https://t.co/UnTcXUFoyO #ペルセウス座流星群 #流星群
pic.twitter.com/6JgXiDLTSR— しゅー (@syukuntorend) 2018年6月9日
【ニコ生タイムシフト視聴中(2017/08/12 21:00放送)】【ペルセウス座流星群特別番組】 ウェザーニュース #nicohou #wni #ペルセウス座流星群 https://t.co/8lfSEukUP8
— テイレシアース幻影 (@genei2525) 2017年11月1日
まとめ
皆さん、いかがでしたか?
ペルセウス座流星群の出現期間は、2018年8月7日〜8月15日で
その中でも、最も多く見れるのは、
2018年8月11日〜8月13日の夜半〜明け方の空が明るくなる直前まで。
今年は月が新月なので、空の流れ星を観測するには絶好の条件となります。
ぜひ、皆さんも時間をとってペルセウス座流星群を見に行きましょうね。
また、今年は二年ぶりに火星が大接近するという情報もあります!
2018年7月31日に大接近するようです。
もしかすると、
ペルセウス座流星群と火星大接近の奇跡のコラボが、実現するかもしれませんね!
では、流れ星を見て涼しい夏の夜をお過ごしください。
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