皆さん、こんにちは。
Windows10といえば、ずいぶん使いやすくなったことは良く聞きますが、
自分のプライバシー情報が勝手に裏で送信されることも良く聞きますね。
この記事では、
自分のプライバシー情報が、できるだけ送信されないようにするには、
どのような設定にすればよいのか、調査したことを紹介します。
また、自分のマシーンに登録してある個人情報やデータが
モニターに表示されないようにする設定も併せて紹介しますね。
目 次
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この記事に使用したWindows10のバージョン情報
Windowsのバージョンは、1709 です。
定期的な見直しの必要性は?
Windows10の一番困るところは、デフォルトで、
その使用者の個人情報を自動送信するように、設定がされていることです。
なので、できるだけ個人情報を送信しないようにします。
しかし、Windows の大きいアップデートがインストールされると、
そのプライバシーの設定が、最初の設定に戻ってしまうことが報告されています。
なので、一度設定しても、定期的にプライバシー設定は見直す必要があります。
[プライバシー]の項目の設定
[スタートボタン]→[設定]ボタンをクリックします。
[プライバシー]をクリックします。
ここにはたくさんの項目がありますが、
必要なもの以外は全てオフにしていきます。
この記事では、
この記事では、
1 全般
2 位置情報
3 カメラ
4 マイク
5 通知
6 音声認識、手書き入力、入力の設定
7 アカウント情報
8 連絡先
9 カレンダー
を紹介します。
通話履歴以降は、Part2で紹介します。
全般
①アプリの使用状況に基づいてユーザーに合わせた広告を表示するため、広告識別子の使用をアプリに許可する
ユーザーのアプリの使用状況にもとづいて、
ユーザーに合う広告を表示させるかどうかの機能です。
これがオンになっていると、広告の表示のために、
ユーザーの個人情報(広告識別子)が収集されます。
広告識別子とは、
通販サイトなどでのユーザの閲覧履歴や購入履歴と、ユーザのパソコンとを紐付けて、
バッグを閲覧した人には、バッグの広告を、
ワンピースを購入した人には、ワンピースの広告を、
iPhoneをたくさん検索した人には、iPhoneの広告を、
豆の商品を長時間見た人には、豆の製品の広告を、
利用者の好みに応じて表示させる機能です。
自分がどんな商品を見ていたかによっては、
他人に知られては不都合なこともあるので、
この機能はいらないでしょう。
オフにしましょう。
②Webサイトが言語リストにアクセスして、地域に適したコンテンツを表示する
Web サイトの中には、
複数の言語でコンテンツを公開しているサイトもあります。
ユーザーが、そのようなサイトで自分で言語を選択しなくても、
Webサイト側が、自動的にユーザーの言語リストにアクセスして、
ユーザーの言語設定に併せたコンテンツを表示するようにします。
例えば、ユーザーが日本語を使用していれば、
日本語のニュースが表示されたり、日本語の広告が出たりなど。
③Windows追跡アプリの起動を許可して、スタート画面と検索結果の質を向上する
Windowsでは、ユーザーが良く使うアプリや、あまり使われないアプリ、
フォルダーなどを監視することで、
スタートメニューの表示を使いやすくしたり、
[ファイル名を指定して実行]でアプリ名を入れて検索するとき、
検索の履歴が表示されたりします。
②と③の項目は、ユーザーがシステムを使いやすくする利点がありますが、
- 検索すると変なサイトが表示される
- 変なファイルが最初に表示される
- スタート画面に、よく使うアプリ(人には見られたくないアプリ)が表示される
など、人に見られては困るような表示になることが、ままあります。
なので、この②と③の機能は両方とも「オフ」にしていいでしょう。
④設定アプリでおすすめのコンテンツを表示する
マイクロソフト社から、[設定] に関する広告が紹介されます。
実は、この機能は、Windows 10 バージョン1709 で追加された機能で
「設定」アプリにも広告を表示するようになりました。
パソコンを趣味や仕事で使ってるときに、
設定画面を操作しようとすると、広告が出るのは、
はっきり言って、うっとおしいですね。
だから、この機能も「オフ」にしましょう。
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位置情報
「位置情報」では、
パソコンが持つGPSや、Wi-Fiから判定される位置情報の使い方について設定します。
モバイルパソコンなどの場合は、
位置情報を地図アプリなどに提供し、
短時間で周辺の地理情報を表示できることがあります。
現在いる場所の地図を見たり、
周りにあるお店などを探す場合はとても便利ですね。
しかし、デスクトップパソコンの場合は、
自分の家や会社で同じ場所で使うもので、
その位置情報をアプリに教える必要がありません。
もし、教えてしまうと、自宅の場所や、会社の場所を
知らず知らずのうちに教えてしまうことになります。
ですので、この機能は「オフ」にします。
地図などで、現在位置が表示されない場合は、
地図で現在位置の住所を表示して、
それを「現在地」として登録すればいいので、問題ありません。
設定方法
デバイスの位置情報を完全にオフにする場合
自分がどこにいるかの個人情報を、
マイクロソフト社に収集されたくない人は、
この設定をしましょう。
[位置情報]画面の[変更]ボタンをクリックします。
[このデバイスの位置情報]というポップアップが表示されるので、
「オン」のボタン(①)をクリックして、「オフ」にします。
このデバイスの位置情報が、オフになりました。
カメラ
アプリやサービスが、カメラにアクセスして、
使用することができるかどうかの許可設定をします。
この「カメラ」は、パソコンに接続できるカメラ全てが対象ではなく
「カメラ」アプリから認識可能なものだけになります。
専用ドライバーがないと接続できないカメラや、
Skype専用のカメラなどは対象外です。
利用できるアプリは、最初は「オフ」になっているので
許可する場合は「オン」にしないといけません。
しかし、無いとは思いますが、
外部からカメラを操作されて、写真を撮影されたとか
そういうあり得ない話も起こりえますので、できるなら「オフ」にしましょう。
マイク
パソコンの録音デバイスに接続してある[マイク]に、
アプリがアクセスするのを制御する機能です。
パソコンにマイクが複数接続してあると、
その中で、録音デバイスで「規定」に設定してあるマイクが対象になります。
利用可能なアプリは、
デフォルトで「オフ」になっているので、利用したいアプリを「オン」にする必要があります。
CortanaやSkypeで「マイク」を使う必要がない人は、「オフ」にしておいたほうがいいですよ。
全てのアプリの[マイク]へのアクセスをさせない場合
①のボタンで、「オフ」にします。
アプリ毎に、[マイク]へのアクセスを設定したい場合
①のボタンで、「オン」にして
②のボタンで、アプリ毎に「オン」「オフ」を設定します。
Cortanaのマイクの使用の設定は?
[設定]→[Cortana]の設定画面でマイクの使用を許可します。
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通知
[通知]とは、Windows画面の右下に表示される通知のことで、
これをアプリにも利用可能にするかの設定をします。
しかし、「通知」で指定できるアプリは、UWPアプリのみになり、
ですので、UWPアプリでないものは設定できません。
メーラーなどのデスクトップアプリは、
「通知」の設定に関係なく、通知を表示するし
Windows 10の通知も、この設定では制御できません。
なので、この[通知]機能は「オフ」にしてもあまり意味がありません。
通常は、「オン」にしておいて、
特定のUWPアプリからの通知がうるさいときには、
それだけ「オフ」にすればよいでしょう。
音声認識、手書き入力、入力の設定
「音声認識、手描き入力、入力の設定」情報の収集は、Cortanaの利用には非常に重要です。
Cortanaが収集するデータは、音声、キーボードからの入力データなどで、
これらのデータは、
ユーザーのニースに合った提案をするためには、欠かすことはできません。
Cortanaから、自分に合った回答が欲しい人は、これらの情報提供は必要ですが、
会社の仕事関係や、他人に知られると困ることなどが、
Cortanaに自動送信されるというのを考えると、気持ちの良いことではありません。
利便性を重視するのか、プライバシーを優先するのかで
この設定をオンにするのか、オフにするのかを決めてください。
なお、説明文にある「ユーザー辞書」とは、Microsoft IMEのユーザー辞書ではありません。
ここの設定で「オフ」にしても、日本語変換の学習結果は消えませんので、ご心配なく。
以下、設定の仕方です。
音声認識サービスと入力候補をオフにする方法は?
①[音声認識サービスと入力候補をオフにします]をクリックする。
②[オフにする]をクリックします。
▼ボタンが[音声認識サービスと入力候補をオンにします]に変わりました。
ボタン名は、[音声認識サービスと入力候補をオンにします]の時は、
「オフ」の状態です。
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アカウント情報
[アカウント情報]では、ユーザのアカウント情報に
アプリがアクセスすることを許可(する・しない)の制御をします。
この[アカウント情報]とは、
ローカルアカウントを使用しているときには、意味を持たず、
Microsoftアカウントを使っていた場合に、意味を持ちます。
Mcrosoftアカウントには、
- メールアドレス
- 住所
- 支払い方法
- 誕生日
など、いろいろな情報がありますが、
これらの情報へのアクセスを許可するかどうかを設定します
②は、デフォルトは「オフ」になっていて、
許可をしたいアプリが出てきたときに「オン」に変えます。
おすすめの設定は、
①を「オフ」にしておいて、アプリがアクセスを要求してきたときに、
個別に許可するかどうか判断すればいいですよ。
アカウント情報
アカウント情報を許可する場合、①をクリックして「オン」にします。
自分のアカウント情報を、アプリに勝手に取得させたくない場合は、①を「オフ」にします。
アカウント情報にアクセスできるようにするアプリを選ぶ
アカウント情報にアクセスさせたくないアプリを選びたい場合は、
①[アカウント情報]をオンにして、
②でアプリ毎に「オン・オフ」を設定します。
連絡先
[連絡先]は、Peopleアプリに登録された連絡先、そして、
Windows10へのサインインに使用していMicrosoftアカウントに登録した「連絡先」です。
Peopleアプリを使用していなくても、
MicrosoftアカウントでWindows 10にサインインしていると、
Microsoftのアカウントの「連絡先」が、自動的にPeopleに読み込まれます。
連絡先の情報は、とても大切な情報ですので、
他のアプリでよっぽど使わないと困るものがない限りは、
①で「オフ」にするほうがいいです。
そして、アプリで連絡先の情報を利用する必要が出てきたときに
②で個別に設定すればよいでしょう。
連絡先の自分以外の個人情報が、他のアプリに漏れて
その情報の対象者に迷惑をかけるのは避けたいものです。
カレンダー
「カレンダー」アプリを使用していなくても、
Microsoftアカウントで Windows 10にサインインすると、
そのアカウントの「予定表」が「カレンダー」アプリに、自動で読み込まれます。
利用可能なアプリは、
最初は「オフ」になっているので、
利用する場合は、個別に「オン」にしましょう。
「カレンダー」アプリ、または、
Microsoftアカウントの「予定表」のデータを、他のアプリで使用する必要性がないなら、
「オフ」にしておくのをおすすめしますよ。
まとめ
みなさん、いかがでしたか?
Windows10のプライバシー設定の内容については、
まだ半分ほどしか説明していませんが、
この記事では、
1 全般
2 位置情報
3 カメラ
4 マイク
5 通知
6 音声認識、手書き入力、入力の設定
7 アカウント情報
8 連絡先
9 カレンダー
の設定方法を紹介しました。
たくさん設定項目がありますが、
良く読んで自分にとってどんな設定がいいか、考えてみてトライしてくださいね。
それでは、Part2では、次の内容を紹介します。
2. [プライバシー]の項目の設定!Part2
2.1 通話履歴
2.2 メール
2.3 タスク
2.4 メッセージング
2.5 無線
2.6 他のデバイス
2.7 フィードバックと診断
2.8 バックグラウンド アプリ
2.9 アプリの診断
2.10 ファイルの自動ダウンロード
3 Cortanaのマイクへのアクセスの制御
Windows10のプライバシー設定でオフにする方法は?Part2
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