皆さん、こんにちは。
この記事は、「Windows10のプライバシー設定でオフにする方法は?Part1」の続きになります。
まだ、Part1を読んでない方はそちらから読んでくださいね。
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Windows10のプライバシー設定でオフにする方法は?Part2
Part1では、
・最初に知っておくべきこと
・[プライバシー]の項目の設定
・全般
・位置情報
・カメラ
・マイク
・通知
・音声認識、手書き入力、入力の設定
・アカウント情報
・連絡先
・カレンダー
について紹介しました。
Part2では、
通話履歴、メール、タスク、メッセージング、無線
他のデバイス、フィードバックと診断、バックグラウンド アプリ
アプリの診断、ファイルの自動ダウンロード
を紹介します。
目 次
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この記事に使用したWindows10のバージョン情報
Windowsのバージョンは、1709 です。
[プライバシー]の項目の設定!Part2
通話履歴
[通話履歴]とは、スマートフォンや、タブレットなどにインストールされている
「Windows 10 モバイル・オペレーティング・システム」に関係してきます。
また、SIMが入ってるタブレットも関係ありです。
しかし、昨年の10月にマイクロソフトが公式に「Windows 10 モバイル」の終了を発表したので、
この[通話履歴]の用途といえば、Skypeくらいでしょう。
その他のアプリで、PCから通話をして通話履歴を残すものがあれば、
ここから設定することになります。
とりあえず、使う必要性がないのなら「オフ」にしておいてかまいません。
そして、何かのアプリが通話履歴の設定を要求してきたら、どうするか考えましょう。
全てのアプリから[通話履歴]へのアクセスを許可しない場合
①のボタンをクリックして、「オフ」にします。
アプリ毎に、[通話履歴]へのアクセスを設定したい場合
①のボタンで、「オン」にして、
②のボタンで、アプリ毎に「オン」「オフ」を設定します。
メール
この[メール]の設定は、どのアプリがサインインして、
あなたの代わりにメールを送れるようにするか制御します。
アプリ毎に許可するかしないか設定していきますが、
従来からある Windowsのメールソフトは、このアプリのリストには表示されません。
例えば、Microsoft Outlookや Thunderbirdなど、
Windows Store以外から入手しインストールしたソフトは、表示されません。
これらのソフトについては、それぞれの使用説明書を読んでください。
(これは暗に、この便利な機能を使いたければ、
Windows Storeからメール関連のソフトを購入してね!
ということですね。マイクロソフトさん?)
「メール」への他のアプリの自動アクセスはとても便利ですが、
ときには、人に知られたくないメールの内容もあるし、
送る気がないのに、勝手に送ってしまったなど、失敗することもあります。
なので、ここは慎重に考えて、設定しましょう。
利用可能なアプリは、デフォルトで「オフ」になっているので、
利用する必要が出たときに、「オン」にしましょう。
全てのアプリで、[メール]へのアクセスを許可しない場合
①のボタンをクリックして「オフ」にします。
[メール]へのアクセスをアプリ毎に設定したい場合
①のボタンで「オン」にして、
②のボタンで、アプリ毎に「オン」「オフ」を設定します。
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タスク
[タスク]では、Windows 10の「タスク」にアクセスするアプリを設定します。
全てのアプリで「タスク」へのアクセスを許可しない場合
①[タスク]のボタンをクリックして「オフ」にしておきます。
アプリ毎に[タスク]へのアクセスを設定したい場合
①[タスク]のボタンを「オン」にして、
②で、アプリ毎に「オン」「オフ」を設定します。
メッセージング
[メッセージング]は、
アプリが SMS や MMS などのメッセージング・サービスを読み込んだり、
これらのアプリを使い送信するのを制御します。
この[メッセージング]には、
Slackなどのオンライン・メッセージング・サービスなどは含まれません。
アプリの中には、あなたの代わりにメッセージを送信したり、
あなたに代わって投稿したりする必要があり、その時に、
この設定が必要になります。
もし、このメッセージングをアプリが自動で使用する設定を好まない場合、
①を「オフ」にしておいても構いません。
しかし、「オフ」にすると、
それにより直接的に影響を受けるアプリがあるかもしれません。
または
①を「オン」にしておいて、
②で一つ一つ「オフ」にしていき、アプリ側で何か影響があるか確認するのも一つの手です。
無線
[無線]は、アプリがPCの無線のスイッチを自動でオンにして
周囲にあるデバイスと通信をさせるか否かの制御をします。
例えば、アプリが、Bluetoothへのアクセスを要求し、
Bluetoothに接続してあるデバイスと直接通信を始めます。
この具体的な例では、
スマートウォッチとそれと一緒に動作するアプリなど。
また、Wi-Fiアダプターをオンにして、ネットワークとつながるアプリなど。
このようなアプリは、
①の設定が「オフ」だと使えなくなるので、「オン」にしておいて、
②のボタンで、アプリ毎に「オン」「オフ」を試してみるのがいいでしょう。
②で「オフ」にしたときに、アプリで動作がおかしくなるものがあるか確認していきます。
もし、おかしくなる場合は、すぐに②のボタンをクリックして「オン」に戻しましょう。
また、Bluetoothデバイスが突然使用できなくなった場合に、
②で該当するアプリのスイッチを「オフ」にして、また、「オン」にして
デバイスがきちんと動作するか試すといった使い方もあります。
ここはプライバシーとは、あまり関係がなくて、
できるだけ「オフ」にするアプリを増やすことで、電池を節約することができます。
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他のデバイス
あなたのPCやタブレット、携帯などと
ペアリングを明示的にしない他のワイヤレスデバイスとの間で、
アプリが、自動的に情報の共有や同期を行えるかどうか制御します。
例えば、ユーザーが人通りの多い、ビーコン設置済みのショッピングモールに行くとします。
ショッピングモールに着いたら、
そのビーコンとあなたのスマホの間でペアリングをします。あなたがその建物に入ると、スマホがそのビーコンと自動的に同期します。
すると、ビーコンはあなたがどこに行くのか追跡し、
あなたが歩いている場所の近くにあるお店の情報を取得して、
広告のプロフィールを作成し、あなたのスマホに送信します。
こんな風に利用できるということですね。
しかし、このような広告が、いちいち自分のデバイスに出るのは嫌だという人もいるでしょう。
これ以外にもいろんな用途があるかもしれませんが、
それほど、必要性がないのなら、「オフ」にしておいてもかまいません。
ペアリングされていない他のデバイスとの通信を許可しない場合
①のボタンをクリックして「オフ」にする。
ペアリングされていない他のデバイスの中で、通信を許可するものを選択する場合
①のボタンをクリックして「オン」にする。
②の中から、許可するものを選び、「オン」にする。
フィードバックと診断
[フィードバックと診断]は、とても重要な項目で、
ここで[完全]にチェックを入れた場合は、
- ブラウザー、アプリと機能の使用状況
- 手書き入力やキーボードからの入力データなどの全て
などが、マイクロソフト社に送信されてしまいます。
では、おすすめの設定ですが、
①[フィードバックと診断]では、「基本」にチェックを入れてください。
「基本」と「完全」は Microsoftに送信するデータの量のことです。
「基本」のほうが少ないので、こちらを選択しましょう。
②「Microsoftに診断データの使用を許可する」では、「オフ」にしてください。
③[フィードバックの間隔]
診断データと使用状況のデータを送信する頻度は、[フィードバックの間隔]で選択します。
[フィードバックの間隔]は、「タイムアウトしない」にします。
これは、実は、英語版のWindows 10では「Never」となっていて
Neverは「決して・・・しない」という意味です。
それが、「タイムアウトしない」に誤訳されたままになっているようですね。
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バックグラウンド アプリ
[バックグラウンドアプリ]では、
アプリがバックグラウンドで実行されるかどうかを制御します。
設定可能なアプリは、UWPアプリだけで
従来のデスクトップアプリがバックグラウンドで動作するのは、制限できません。
バックグラウンドでアプリが動作しないようにすると
- 電力消費の節約
- 無駄な通信の節約
というメリットがあります。
各アプリは、デフォルトで「オン」になっています。
全てのアプリが、バックグラウンドで実行されるのを許可しない場合
①で「オフ」に設定しますが、これをしてもあまり意味がありません。
というのは
バックグラウンドで情報収集するアプリや、クッキーなどがあったとしても、
他のプライバシー設定で、個人情報へのアクセスを制限しているから、
ここで「オフ」にする必要がありません。
頻繁に更新しなくていいアプリを選びたい場合
①をオンにします。
②のボタンで、アプリ毎に「オン」「オフ」を設定します。
一つずつ、「オフ」にしてみて、何かおかしな動作をしたら、
その設定はすぐに「オン」に戻しましょう。
私の場合は、Skypeや Alarm Clockなどは「オン」にしています。
アプリの診断
「アプリの診断」では他のアプリの診断情報へのアクセスを設定します。
他のアプリの診断情報は
- 実行中のアプリの名前
- アプリを起動したユーザーアカウント名(個人情報)
- アプリのメモリー使用量
- CPU
- ディスク
- ネットワーク使用率
とあり、このように、
診断情報には、システムリソースやアカウントに関する情報が含まれています。
通常、アプリはこの機能は利用しませんので、「オフ」に設定しましょう。
ファイルの自動ダウンロード
[ファイルの自動ダウンロード]は、
Windows 10 Fall Creators Updateで追加された項目で、
「OneDrive Files On-Demand」という新機能を使うためにあります。
(= OneDrive ファイル オンデマンド)
どういう機能かというと
ローカルストレージとクラウド上のOneDriveの間で、
エクスプローラーで、ファイルのコピーや移動が、スムーズにできるというものです。
ファイルの実態は、クラウド上にあり、
それがエクスプローラーであたかも自分のハードディスクにあるかの如く表示され、
それをコピーしたり、ローカル上に移動したり、開くときに、
クラウドストレージのファイルが、ダウンロードされます。
必要になると、
Windows 10が自動でファイルのダウンロードを行い、
アプリがそのファイルを開きます。
この自動ダウンロードを行うことができるアプリを、
[ファイルの自動ダウンロード]で指定します。
また、OneDriveの料金は50GB、\249で、
支払いはクレジットカードだけです。
5GBまでは無料
いったん使うと、
月々の支払が必然的に増えていきそうな感じなので、私は使わないです。
まとめ
皆さん、いかがでしたか?
Windows10は、スムーズに動作し、起動時間も短いし
使いやすいOS です。
しかし、その反面、
ユーザーの個人情報や、パソコンの使用状況、
入力データなどが、知らないうちにマイクロソフト社に送信されています。
これ以外にも、プライバシー設定の中にはいろんな機能がありますが、
私たちの情報が、知らないところで、
誰にどのように利用されているのか心配ですね。
なので、Windows10を使い始めたら、
必ず、プライバシー設定には一通り目を通して、
どのように設定するべきか、よく考えて設定をしましょう。
では、皆さん、趣味や仕事で、Windows10を上手に利用してくださいね!
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