喪中は、故人のことを思い、その悲しみを癒やす時間・・・
とはいえど、やはり新年の年賀状は恋しいものです。
辛く寂しいときに年賀状を読んだら、励みになることもあります。
そこで、今日は、喪中でも年賀状を読みたい人のために、
どうすればよいのか、調べたことを紹介していきます。
目 次
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喪中とは?
喪中はがきとは、身内の人が亡くなったときに、
年賀状を出さないことを知らせる年賀欠礼の挨拶状のこと。
喪中の期間は、慶事を避けて喪に服する期間なので、年賀状も出しません。
そのことを事前に知らせるのが喪中はがきです。
喪中には、近親者が亡くなって、その悲しみのため
祝い事にかかわる気持ちになれない期間という意味があります。
そうすると、喪中はがきを受け取った人は、
喪中の人に新年の年賀状を送るのは失礼に当たる・・・
と思ってしまう人もいるでしょうね。
喪中に、年賀状受け取るのはOK?
しかし、年賀欠礼は、
喪に服する本人が、今年は年賀状を書かないですよ
と言ってるだけなので、
年賀欠礼はがきを受け取った相手の人たちは、
別に、年賀状をその人に送ってあげても構わないわけですね。
また、喪中はがきで、年賀状を受け取りたい
ということを書いても問題ありません。
喪中はがきは、相手が年賀状を書く前の10月〜12月上旬に届くように、
年賀状をやり取りしている相手全員に送ります。
喪中はがきの書き方
喪中はがきの内容は?
喪中はがきの内容は、以下のながれで書きます。
①年賀欠礼の挨拶
②誰がなくなったのか
③亡くなった親族が、お世話になったお礼
④今までと変わらぬお付き合いを願う言葉
この最後の「今までと変わらぬお付き合い」を書くときに、
「今まで通り年賀状も受け取りたい」旨を書くと良いですね。
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喪中はがきで注意することは?
喪中はがき(欠礼状)では、もともと「年賀」という言葉は使いません。
それは、身内の人が亡くなったことで、
新年を祝福する気持ちになれないので、
「祝福する」という意味の「賀」を含む
「年賀」という言葉を使うのを控えるからです。
だから、「年賀」の代わりに「年始(年頭、新年)」を使い、
喪中はがきの冒頭で、
「年始のご挨拶をご遠慮させていただきます」と書きます。
そして、最後の締めくくりの文章④で、
喪中ではあるけども年賀状は読みたい、という自分の気持を書きます。
ここで、「年賀状」という言葉を使ってもいいのかな?
と思う人もいるでしょうが・・・
最初の冒頭の文章をきちんと書いていれば問題ないでしょう。
「年賀」という単語を文末で使用するのも気がひける人は、
「新年のご挨拶」と書けば、誰でも直ぐにわかってくれますよ。
●例文
喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます
本年八月に私の祖父母が九十歳にて永眠いたしました
生前の皆様からのご厚情に深く感謝をもうしあげます
皆様からの新年のご挨拶が全くないお正月は寂しいものです
お便りを楽しみにしております平成●●年十一月
〈文末の別の例〉
年賀状が全くないお正月は寂しいものです。
いつものように楽しみにしております。
説明
もし、上のような喪中はがきを受け取ったら、
親族がなくなって悲しく辛い時に、
年賀状が励ましの言葉になるのだな・・・と
思ってくれる人がいるでしょう。
中には、「そう言っても喪中の相手に出すのは控えたほうがいい」
と思う人もいるでしょう。
そこは受けての気持ちになるので仕方ないですね。(*˘︶˘*)
喪中の範囲について
補足として、喪中の範囲について説明します。
喪中の範囲は、本人から見て2親等以内になります。
親等の考え方は、以下のようになります。
- 0親等
- 夫・妻
- 1親等
- 自分の父・母
- 配偶者の父・母
- 自分の子供(何人いても)
- 2親等
- 自分の兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、自分の祖父母、自分の孫
- 配偶者の兄弟・姉妹、配偶者の兄弟・姉妹の配偶者、配偶者の祖父母
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続柄に対する喪中の期間は?
喪中はがきを書くとき、
自分と亡くなった人との関係に対して期間があります。
続柄が変わると期間も変わってきます。
- 父母、義父母→ 12~13ヵ月
- 子供→ 3~12ヵ月
- 祖父母→ 3~6ヵ月
- 兄弟姉妹→ 1~6ヵ月
- 曾祖父母、伯叔父母→ 喪中としない
上の例は一般的な例で、この期間が、同居・別居によって変わったり、
付き合いの程度でも変わります。
また、故人に対する悲しみの度合いでも、期間が変わってきます。
まとめ
皆さん、いかがでしたか?
喪中のときは、残された人たちの気持ちの整理が一番大変です。
そんなときに、年賀状をもらうと自分は一人ぼっちではないんだ
と思うときがありました。
昔から伝わる新年の挨拶は、人に幸せを与えてくれるように感じます。
皆様も、今、幸せでいるようお祈りしております。
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