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素数セミとセミのスピリチュアリティ

投稿日:2017年8月23日 更新日:

日本では、夏休みの虫取りといえばセミ。夏の風物詩の代表ですね。海外ではセミはどのような意味を持っているのでしょうか?北米で大量発生する謎の素数セミや、セミのスピリチュアリティについて書いてみました。

 

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セミは謎だらけ、そのひとつは方言

日本には現在、30~35種のセミが生息していますが、
世界ではなんと2500~3000種のセミがいるそうです。

みんな、どんな鳴き声をしているのでしょうね!

沖縄のセミは、
同じ種でも本土のセミとは少し違う鳴き声で鳴くそうです。

鳴くのはオスで、オスが鳴くのは、メスを自分に引き寄せるためです。

より多くのメスに好まれる変わり種がいて(転校生に興味をひかれる女子の心理)

そのオスの子孫が増えたので、地域性が生まれたとか、

「音」の伝わる空気や、地形の違いなど、さまざまな要因があげられます。

セミはポピュラーな虫ですが、意外に謎の多い虫。

なので、新事実に飛びつく人も多いです。

セミ研究者のセミ通信がもっと表にでると良いと思います。

ひと夏のバカンスと「死」からの再生

フランスでは、セミは幸運のシンボル
セミがよく鳴く年は良いことが起きるといわれているそうです。

フランスでは、セミは暖かい南部にしか生息しない希少な昆虫で、
生命力あふれる「太陽の申し子」と呼ばれ、楽しいバカンスを連想させるそうです。

また、中国では、皇帝の遺体の舌の上に、翡翠(ひすい)でできた蝉をのせました。
土からでて羽化するセミは、
中国では再生と復活のシンボルになったのです。

ひっくりかえって動けなくなったセミさんをよく見かけます。

起こしてあげると、 また飛んでいきますね。死んだフリではないのです。
ひっくり返ってしまうと、自分で起き直せないのです。
せっかく復活のシンボルになったのに。

そういう悲哀のあるところが、愛すべきところです。

ちなみに、現在の中国では、セミは食べ物だそうです。
高たんぱく、低脂肪、低コストな食品として注目されています。

参考 https://oishikuf.wpblog.jp/ (フランスではセミは幸運を呼ぶシンボル)

 

セミはきれい好きで律儀?

セミは幼虫時代を、木の根の、導管(どうかん)から汁を吸って大きくなります。
木の導管はおもに土から吸収した水分を輸送する管で、
あまり栄養がありません。
だから、地中で成長するのに何年もかかるといわれています。

羽化して成虫したセミは、さすがに導管の汁だけでは栄養が足りないので、
師管(しかん)というところから吸います。
木の師管はおもに養分を輸送していて、
師管液は糖分をふくんでいて栄養があります。

なぜ、幼虫は栄養のある師管液を吸って
早く大きくなって地上にでないのでしょう?

●美味しそうな匂いをプンプンさせて、
土の中の天敵に見つかりやすくならないようにするため

●巣穴を衛生的に保って、病気になりにくくするため

●木の害虫になって迷惑をかけないようにしている

などといわれますが、よくわかっていません。

短い成虫の寿命を、ひたすら鳴き続ける姿からみて
一生お世話になる樹木に迷惑をかけないようにしている、
というのも、ありそうです。

 


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謎の素数セミとは

北アメリカに、13年、17年の周期で大発生するセミがいます。
決まった周期で現れるので、周期セミといいます。
日本のセミと違うのは、赤い目をしていて、翅(はね)のたたみ方が違うところです。

長い年数を地中で過ごして、地上に出て成虫すると、
交尾して2週間くらいで死んでしまうのは、日本のセミと同じです。

13年、17年、この長ーい地下生活にもびっくりですが、
どうやってピッタリと13年、17年経ったとわかるのでしょう?
13年ごと、17年ごとにいっせいに地中から這い出て成虫するのです。

この13と17が素数なので、素数セミともよばれます。
素数とは、1と、自分自身の数でしか割ることができない数です。

この不思議なセミの謎について、解き明かしてくれた本があります。

参考 「素数セミの謎」 吉村 仁著

数理生態学が専門である吉村教授が、どうしてこのセミに注目されたかというと、

●地球の壮大な歴史の不思議

●数字の不思議

が、わかってくると考えたからだそうです。

この本によると、周期セミは、
地球の歴史の中で、地中から出て羽化するタイミングを温度ではなく、
「時間」に変えることで生き延びてきたのです。

※「13年、17年土の中で過ごすセミ。素数ゼミの謎」

人間とは違う「時間」の感じ方をして、
違う時間の流れを生きているかのようなセミたち。

孵化(うか)して地中に潜(もぐ)った彼らが今度、
13年後、17年後、地上からはい出たとき、
その地域の環境はどうなっているのでしょう。

彼らのエサになる木がなくなっていて、
コンクリートのビル群になっていたら?
それでも、生き抜く方法を見つけるでしょうか?

地球は人間にとっても生きにくい環境になっているかもしれません。

 

セミの在り方に学ぶ

ネイティブアメリカンや古代の人々は、
一人の人間の中に、全世界の生物の個性が宿っていると考えていました。

何かの困難に直面した時、
特定のその種の在り方とつながることで、力をもらっていました。

また、人が大地の上でよりよく生きていくために、
彼らは動物たちを、ある種の特別な智恵を持った隣人、
グレートスピリットの顕われのひとつだと考えていました。

生きることの先駆者、覚者、
非物質界、地球の時空を超えた霊的領域からのメッセンジャーなど。
動物に限らず、昆虫も、植物もそうですね。

日本には、古代から、
森羅万象すべてに、八百万(やおよろず)の神がいると考えられています。

生き物が純粋にみえるのは、自我がなく、
まっすぐに生命を表現して、
サバイバルな環境に順応して生きているからなのですが、

自らの資質にまっすぐな生き方をするためのガイドとして
人間のちかくに姿をあらわしている、という見方もできるのです。

日本という風土に適応して、
夏にもっとも有名になる身近な昆虫であるセミ。

知っているようで知らないセミの謎に迫ることで、
別の案件のインスピレーションをもらえたり。

共感覚的にセミの在り方を、自分に重ねることで
忍耐強さや、精一杯生きる元気をもらっているのです。

セミさんのレベルに自分がくだっていってみて、セミから観た世界というものを感じ、
想像してみると、自然中で生かされている臨場感も得られるはず。

普段は、「うるさいな」と思ってしまうこともあるセミですが、
毎夏の蝉しぐれを、一期一会として、視点の抽象化に役立ててみてはいかがでしょうか。

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