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うぶすなと産土神社について

投稿日:2017年9月12日 更新日:

パワースポットや御朱印ブームで見落とされがちな、ふるさとの神社「産土神社」について、ご紹介します。

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産土(うぶすな)とは

うぶすなのウブは、
産湯(うぶゆ)、産声(うぶごえ)、産毛(うぶげ)のうぶです。

土をスナと読むのは、 日本の神話からきています。

海の神の娘であるトヨタマヒメが、山の神と結婚をして、
その子神である、※ウガヤフキアエズノミコトを出産する時に、
浜辺に産屋(うぶや)を建てたことにちなむといわれます。

※ウガヤフキアエズノミコト

日本書記・古事記において、
日本の初代天皇といわれる神武天皇の父。

その字からわかるように、
「産まれた土地」を意味します。

似たような意味で、

身土不二(しんどふに・しんどふじ)
という言葉があります。

もとは仏教用語で、

人間の身体(過去生をふくむ今までの行為の結果)と、
土地(その身体が、よりどころとしている環境)は、

二つに切り離すことのできない関係(不即不離)である、
という意味です。

最近では、食養や食育の分野でよく使われ、
生まれ育った土地や、
住んでいる土地で生産された旬の食べ物が、
健康にいちばん良いとされています。

身土不二で、 切り離せない関係なのが、
身体と環境であるのに対し、

その人の魂も、スピリチュアルな意味で、

産まれた土地とは、
切れない縁で結ばれている、というのが、
「うぶすな」です。

また、人は、
「母なる大地」の恵みによって生かされ、
寿命を終えてのちは、土に還ります。

人の一生はすべて、地上でおこなわれることから、

地球という大地そのものと、
しっかり根を張って結ばれていようという、
「グランディング」も、「うぶすな」です。

 

日本に神社が多い理由

日本は、国土の7割が、山地と丘陵地です。

他のヨーロッパ諸国と違う、日本の山地の大きな特徴は、
太平洋側・日本海側を分けて連なる、
背骨のような山脈です。

そのため、日本を龍にたとえた「龍体伝説」があります。
(北海道が頭部、琵琶湖が子宮、中心が諏訪湖周辺)

また、日本は地震や温泉が多く、
地力のエネルギーにあふれています。

そのため、日本人には、もともと、
人は里に住み、死後は先祖の霊がいる山に還る、
という信仰をもっていました。

山の神を拝むための、聖域を里につくり、
祖先の霊とともにおまつりしてきました。

昔の人は、「気」のエネルギーに敏感だったため、
大地のパワースポットである龍脈に沿って、
神社や仏閣が建っているといいます。

また、日本は島国なので、
海も生活のよりどころでした。

山や海が、もたらす自然現象を畏れながら、

その森羅万象に、真に向き合うことで、
「八百万の神」という概念が生まれました。

八百万(やおよろず)とは、
「非常に数が多い」ということのたとえです。

日本に「神社」が多いのは、
山地が多く海に面していて、
自然の循環を体感しやすく、
四季の美彩が豊かだからです。

大自然のいたるところに、
神なるものの気配を感じ、

人間も自然の一部として、
有機的なつながりを実感することができたからです。

 

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産土神社(うぶすなじんじゃ)とは

文字通り、産まれた土地の神社です。

ふるさとにある地元の神社で、
「私の産土神社はどちらになりますか?」と聞くと、
宮司さんが「その住所なら〇〇神社ですよ。」と教えてくれます。

これは、人間が便宜上に決めた土地区分と、
神社の管轄地域で決まる神社です。

残念ながら、本当の産土神社ではないことがあります。

本当の産土神社は、神社の管轄地域ではなく、
その人の魂の縁によって決まる神社だからです。

これは、無料で調べることはできませんが、
知ることができた人は、
知る必要があったのだと考えると良いでしょう。

(氏子の人たちが盛り上げて行われるお祭りは、
素晴らしい地域の無形財産なので、
それを否定するものではありません。)

筆者の場合、 出生地のすぐ近くにある、
伊勢山皇大神宮(神奈川県横浜市に鎮座)が、
産土神社だと思っていました。

ところが、市外にある
鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市に鎮座)が産土神社でした。

その結果を知った時、「意外」だとは思いませんでした。
子供の頃から、祖父母に連れられて、よくお参りしていたからです。

なので、「なつかしい!うれしい!」という気持ちが湧きました。
神社リサーチで、産土神社を調べた人に聞いてみると、
そのような感想がよく聞かれます。

かといって、「伊勢山皇大神宮」はまったく縁がないのか、
というと、そういうことはなく、
兄弟の産土神社でした。

このように、産土神社は、
隣市であったり、
旧国の「一の宮」であったり、
山の上の祠(ほこら)だったり、
地図にものっていない、小さな神社であることがあります。

また、同じ両親から生まれても、
兄弟それぞれ、産土神社が異なる場合があります。

 

産土神社とルーツの神

産土神社はいわば、
その人の「産土神(うぶすなのかみ)」がおられる神社、
ということになります。

産土神とは、産まれた土地の守り神を意味し、

その土地に鎮まる大自然神(グレートスピリッツ)であり、
その土地の生成化育(せいせいかいく)の働きをつかさどります。

そして、その人の誕生から死後までも、
一生を守り導く、ルーツの神です。

昔の人はそういう存在のあることを知っていて、
先祖の霊とともに、産土神である土地神を祭って感謝し、
現世と死後の安心をえていました。

どこに引っ越しても、一生変わることがなく、
自分を導いてくれる守護神に、
祈りがいちばんとどきやすく、
叶いやすい神社が、産土神社になります。

人気のあるパワースポットや、
ご利益で有名な神社ではないかもしれませんが、

心のよりどころとして、開運スポットとして、
これほど安全で、

オンリーワンでスペシャルな神社はないといえるでしょう。

一生の宝になります。

鎮守神社とは

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