健康 生活

イソプロピルメチルフェノールの特長や副作用は?殺菌は健康に良い?

投稿日:2019年4月23日 更新日:

足の臭いの原因が何なのか調べてみると
それが皮膚常在菌が作る脂肪酸であることが
わかりました。

最近、特に若い人たちの間で、自分の体臭をなくす
のが、一つのマナーであると言う認識が強くなって
きています。

そこで、今日はその体臭の原因である皮膚常在菌を
殺す働きがあるイソプロピルメチルフェノールについて
その働きと副作用について、調べたことを紹介します。

そして、殺菌するのが本当に良いのか、
体臭が本当によくないのか、汗をかくのはどういう
意味があるのかなど、考えてみたいと思います。

 

 

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イソプロピルメチルフェノールの働きや特長は?

イソプロピルメチルフェノールは、ハンドソープや
足の消臭スプレー、薬用足ソープ、足制汗ミスト
などに含まれる有効成分です。

殺菌作用により汗臭の発生を少なくする働きがあります。

また

大阪化成株式会社のサイトを見てみると、
以下のような説明があります。

■イソプロピルメチルフェノールの特長
  • 低臭、低味性:ほとんど無味無臭
  • 低刺激
    ほとんど刺激性がなく、人臨床試験などでは、
    皮膚アレルギー性の報告はない。
  • 広範囲の殺菌性
    各種の細菌、酵母、カビなどにマイルドに作用する

参考URL: http://www.osaka-kasei.co.jp/products/disinfectant/index.html

 

 

イソプロピルメチルフェノールの副作用は?

しかし、いろいろ調べてみると、
イソプロピルメチルフェノールを使用することで
副作用が出た報告もあるようです。

例えば・・・

健栄製薬のサイトでは
「消毒剤の毒性、副作用、中毒」という項目で、
接触性皮膚炎が認められたケースが3例掲載されています。

その内容を説明すると

  • 40歳の女性が、仕事上、石油類による軽い刺激を
    皮膚に常に受けてる状況で、皮膚に、
    イソプロピルメチルフェノールを含む乳液、
    クリーム、ファンデーションを使用したところ、
    接触性皮膚炎を認めました。
  • 36歳の女性が、ステロイド外用剤を皮膚に
    塗ってから、イソプロピルメチルフェノールを
    含む乳液、化粧水、ファンデーションを使用
    するのを3年間ほど継続したところ、
    接触性皮膚炎を認めました。
  • 32歳の人が、防腐剤としてイソプロピルメチル
    フェノールを含むローション化粧品を使用した
    ところ、接触性皮膚炎を認めました。

参考URL: https://www.kenei-pharm.com/medical/countermeasure/toxicity/11.php

 

このように、強い殺菌作用があるため、皮膚が
接触性皮膚炎を起こす副作用が報告されています。

接触性皮膚炎とは、わかりやすく言うと、「かぶれ」
外的刺激により起きる炎症や湿疹のことです。

なので、イソプロピルメチルフェノール入りの
薬用ミストやクリーム、薬用ソープなどを使用し
続けると、人によっては肌にかゆみが出たり、
赤くなったりすることがあります。

 

皮膚の細菌を殺すのは健康にいいのか?

殺菌剤で皮膚の細菌を殺すと何が起きるのでしょうか?

人の皮膚には、表皮ブドウ球菌などの皮膚常在菌が
皮膚の表面を覆うように存在しており、これらの
細菌が、外からくる病原菌に感染するのを防ぐ
働きをしています。

その細菌を殺菌剤で殺してしまうと、皮膚の防御機能が
なくなり、病原菌が簡単に皮膚に侵入してしまう
ことになってしまいます。

イソプロピルメチルフェノール以外でも、BHT
(ジブチルヒドロキシトルエン)
などの表示指定成分
もあります。

表示指定成分とは、皮膚アレルギーなどを
引き起こす危険性があるものを、旧厚生省が
一覧にした化学物質の成分のことで、
全部で100種類以上あります。

以前は、これらの成分が化粧品や医薬部外品に
含まれている場合、商品のラベルに表示することが
義務付けられていましたが、

2001年に、化粧品の全成分表示が義務付けられ、
医薬部外品でも、メーカーが全ての成分を、
自主的に表示することにしたため、「表示指定成分
という制度はなくなりました。

BHTは、マウスへの経口投与で、肺がんになることが
わかっており、ラットへの2世代経口投与では、
肝臓がんの発生率が増大することがわかっています。

なので、薬用クリームやデオドラントスプレーなど、
直接肌に塗ったり、吹きかけたりすることで、
イソプロピルメチルフェノールやBHTなどが、直接
肌に接触することになり、それによる健康被害が
懸念されます。

そもそも、私達の身体は、日常的に菌に触れることで、
身体の免疫系がうまく働きますが、

その機会が減ってしまうと、自己免疫力が育たなくなり、
虚弱な体質の子供が増えてしまいます。

さらに、抗生物質の乱用と同じで、耐性菌が蔓延
してしまい、本当に殺菌しなくてはいけないときに、
耐性菌が発生し、殺菌ができないという事態がおきて
しまいます。

 

抗菌石鹸・抗菌ボディソープが細菌の耐性獲得を誘発?!

米国食品医薬品局(FDA)が、2016年9月に、
国内で販売されている抗菌石鹸や抗菌ボディソープの
大部分の製品を「販売禁止する」と、公式発表して
いました!

どういうことかと言うと、FDAが各メーカーに

①抗菌石鹸の、従来の石鹸と比較したときの効果の差
②安全性に問題があるか

この2点について追加データを出すように依頼した
のですが、どのメーカーもFDAを納得させることが
できるデータを提出できなかったようです。

そして、FDAはトリクロサンやトリクロカルバンなど、
17種類の抗菌成分のいずれかを含有する石鹸
ボディーソープの製品を、一年以内に全て禁止すると
発表。

ここで大問題なのは、抗菌石鹸の効果が、むしろ、
細菌の耐性獲得に寄与している可能性が強まった
ということです。

米国疾病管理予防センターによると、全米で
年間200万人以上の人たちが「抗生物質耐性菌」に
感染していて、そのうち2万3000人超えの人たちが
死亡
していました!

このことは、私も数年前に聞いた覚えがあって

─「日本でも同じことが起きるんじゃないか?」

と、心配になったことを今でも覚えています。

 

その上、最近の研究では、抗菌成分を長い期間、
使用すると、哺乳類の甲状腺ホルモン系
(エストロゲンやテストステロンなど)に、

悪影響を及ぼす可能性がある、と言うことが
わかりました!

このことからも、日常生活で細菌に暴露するのが、
人の免疫系にとってどれだけ大切であるのか
また、細菌が良くないと言って殺菌する「流行」が
間違っているということが、良くわかります。

アメリカでは、石鹸や水が使用できないところでは、
60%以上のアルコールをベースにした除菌剤を
使用することになってるそうです。

日本国内の対応については、日本政府が2016年
9月7日に、「とるべき措置について検討をする」と
発表したのにもかかわらず、その後のお役人の対応が
「亀」のようにノロノロ状態だったそうで、
今の時点でそれがどれだけ進んでるのかは不明です。

ただ、シャボン玉石鹸株式会社だけは、はっきりと
声明を発表したそうです。
「米国食品医薬品局(FDA)による殺菌剤入り製品の
販売禁止発表について」という声明を発表しました。

同社は、

「現在も過去もトリクロサンやトリクロバンなどの殺菌成分を含む石けんを製造・販売したことは一切ございません。
もちろん今後も、国の規制の有無に関わらず、イソプロピルメチルフェノールなどの殺菌成分は一切使用いたしません」
(引用元:http://healthpress.jp/2016/09/post-2589_3.html

とも謳ってることから、

イソプロピルメチルフェノールの殺菌成分についても、
細菌の耐性獲得に寄与している可能性が懸念されます。

 

 

汗臭に対する対応の仕方は?

若い人たちの間では、汗臭が気になるところですが、
汗をかくというのも、身体にとっては、とても
大切な役割があります。

一つは、気温が高くなってくると、体温が上がり
すぎないようにするため、汗をかくことで熱を体外に
放出し、体温が上がりすぎないように体温の調節を
します。

また、嫌な臭いの原因として、汗の中に含まれる
アンモニアなどの老廃物がありますが、これも、
体内から不要になった老廃物を体外に排出している
とても重用な身体の機能なのです。

なので、汗の臭いが気になるのであれば、
シャワーを浴びるとか、濡れたタオルで汗をまめに
拭いてみるなどして、工夫するのも大切です。

また、人間の身体の必要な機能であることを
認識した上で、他人の汗の臭いも、周囲の人たちを
認識する一つの手段としての「臭い」として、
とらえてみるのも大切です。

 

 

まとめ

皆さん、いかがでしたか?

最近、流行りの足の臭い消し、消臭、嫌な臭いの
予防などのため、いろんな商品が出てきています。

これらの商品の成分を見てみると、
イソプロピルメチルフェノールという殺菌作用の
ある有効成分があります。

これがどんな作用があるのかと言うと、細菌を
殺菌するわけですが、「接触性皮膚炎」の副作用も
あることがわかりました。

しかし、そもそも私達の皮膚常在菌には、身体に
必要な役割があり、外部からの攻撃を防ぐための
機能があります。

殺菌成分を含むクリームやスプレーを肌に直接
塗ったり、スプレーしていたら、そのうち、
耐性を持つ細菌ができてしまうのでは?ということが
懸念されます。

私達の免疫系がうまく働かなくなったら、病気に
なっても治療する薬が効かなくなってしまうわけです。

このような可能性も考えつつ、消臭・殺菌を謳う
商品については、気をつけながら使用するべきです。

できれば使わないほうが良いかもしれません。

ということは、重曹やミョウバンのほうが、身体に
優しいのでは?

 

その辺は、自己判断・自己責任でお使いくださいね。

 

 

参考サイト

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