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クリスマスツリーの飾りにはどんな意味があるの?

投稿日:2017年10月18日 更新日:

みんなが心ときめき、勇気づけられるクリスマス。飾りの由来や意味がわかると、クリスマスシーズンの楽しみがより深まるかもしれません。

 

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クリスマスツリーの起源

クリスマスといえば、クリスマスツリー、
プレゼント、サンタクロース、ケーキですね!

この記事では、クリスマスツリーと、ツリーに飾られる、
オーナメントの意味や由来などについて、まとめました。

クリスマスツリーは『聖樹』ともよばれます。

キリスト教が広まる以前に、
世界中には古くから樹木信仰があり、

樹木には特別な霊力が宿ると信じられていました。

クリスマスツリーには、常緑樹が使われます。

冬にも枯れることがなく、一年中、緑の葉を茂らせていることから、

「永遠の生命」を象徴します。

現在のようなクリスマスツリーを飾る慣習は、
ドイツで始まったといわれています。

ドイツでは昔、冬至の日に、
常緑樹の木の枝を家の中に飾り、

雪におおわれた大地の下に、
植物の生命の種が息づいていることをしめしました。

冬至といえば、北半球に住む人々にとっては、
一年でもっとも昼間が短く、夜が長い日。

地球の仕組みが解明されていなかった古い時代。

人々は、太陽の光がこのまま弱まって、
世界が冬の闇に閉ざされてしまうのでは?

という不安や恐れがありました。

そのため、
衰えた太陽を元気づけるために火を焚き、
冬至をさかいに、ふたたび太陽が活気づくことを、
厳粛に、そして盛大にお祭りしていたのです。

この冬至祭がクリスマスと結びつき、
冬至祭に常緑樹を飾る習慣が、クリスマスに取り込まれたのです。

 

冬至については、こちらの記事もお読みください。
冬至とクリスマスの起源

 

いろいろな起源説

クリスマスツリーの起源や、
木に飾りつけを行うようになった由来には、
具体的に次のようなものがあります。

 
【8世紀のドイツ】

ゲルマン民族の人々は、その頃、

トール(北欧神話に登場する神)と、
オーク(樫の木)を崇拝し、

生け贄を捧げる、

「ドルイド」という司祭を
代表とする教団がありました。

イングランドの宣教師ボニファティウスが、キリスト教とは関係のないこの信仰をみて、
トールに捧げられる
聖なるオークを切り倒しました。

その時に奇跡が起きました。

この奇跡を目の当たりにした
ゲルマン民族の人々は、

キリスト教に改宗しました。

そして、
新しい信仰の象徴のように、

切り倒されたオークの後に、
モミの若木が育ったのです。

これが、
クリスマスツリーの起源だと
いわれています。

 
 

【15世紀初頭のドイツ】

ドイツのフライブルグという町で、
パン職人が、

リンゴやお菓子、色を塗ったナッツ、
金色の紙などで飾ったツリーを、
聖霊救貧院に贈りました。

このことが、
クリスマスツリーの始まりといわれています。

 
 

【16世紀のドイツ】

宗教改革で有名なマルチン・ルターが、

星の輝く天をあらわそうと、
ロウソクを灯した木を使ったといわれます。

また、時代と場所は不明ですが、
似たような話が残っています。

牧師さんが礼拝の帰り道、

森の中で常緑樹の枝の合間に、
無数の星がまたたくのを見ました。

その美しさに感動した牧師さんが、
その光景を子供たちに再現して見せようと、
火を灯したロウソクを、
枝にくくりつけて家の中に飾りました。

 
 

【フランス北東部の街】

フランス北東部の
ストラスブールという
町で、

クリスマスに、
一番いい部屋にモミの木を立て、
リンゴやお菓子、
紙で作られたバラの花を飾りました。

そんな習慣があったという記述が、
1605年に残されているそうです。

 

 

 

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オーナメント(飾り)の意味

クリスマスツリーの頂点の星(トップスター)

この星は『ベツレヘムの星』をあらわしています。

この世の光、輝き、賢者、希望の意味をもっています。

※ベツレヘムの星・・・イエス・キリストが誕生したのがベツレヘム。

イエス・キリストが生まれた時に、
空にひときわ明るく輝いたといわれる星で、
この星に導かれて、
「東方の三賢者(三博士)」が生まれたばかりのキリストを、
贈り物を持って訪問しました。

リンゴ

キリスト教では、エデンの園と関連づけられます。

※エデンの園・・神によってつくられた最初の人間、
アダムとイブが住まわせられた楽園(パラダイス)。

エデンにある知恵の木が、
リンゴの木であると言われていることから、
幸福、生きる喜びをもたらす果実という意味をあらわしています。

北欧神話では、リンゴは不死の象徴です。

 

くつした

サンタクロースのモデルといわれる聖ニコラウスの伝説にちなみます。

貧しい家の娘たちを助けるために、
金貨の入った袋を煙突の中に投げ入れた際に、
暖炉のそばに吊るしてあった靴下の中に、偶然落ちたのでした。

杖 (つえ)・キャンディケイン

キリストの誕生を、天使から最初に知らされたのは、
ベツレヘムの近くで羊の群れの番をしていた 羊飼い です。

そんな羊飼いの必需品である杖(ケイン)をあらわしています。

羊飼いが羊を見守るように、
キリストの愛で見守られているという説があるようです。

また、羊飼いが迷った羊を、杖の曲がった所で引っ掛け、
群れに戻すのに使っていたことから、助け合いの心を象徴するともされます。

ドイツにあった白い杖の形のキャンディーを、
米国の業者がストライプ模様にして販売。

これがヒットし、キャンディ・ケインとも呼ばれています。

 

ベル

ヨーロッパでは、キリスト教が広まる以前から、
ベルを大きく鳴らして魔除けをしていました。

この古い習わしに加えて、このベルは

  • キリスト誕生を知らせる挨拶と歓喜
  • 仕事の終わりと祝祭のはじまり
  • 大切な家畜が迷わず帰れるようにするための目印

の意味があります。

 

松と松ぼっくり

古来より松の木は、
不滅性、不老長寿、豊穣多産をあらわす、
おめでたい木とされてきたようです。

リボン

(神・人間・自然、または、天・地・人との)
永遠の結びをあらわしています。

キャンドル

ヨーロッパでは古くから、冬至のお祭りで、
弱まった太陽の光を励ますために、火を焚いていました。

ロウソクは、太陽の光の象徴だったのです。

キリスト教が広まると、
ロウソクのともし火に、新たな意味が加わり、

「世を照らす光」であるキリストの象徴となったのです。

 

参考 「クリスマス事典」 国際機関日本サンタピア委員会 あすなろ書房
参考 「クリスマス小事典」 遠藤紀勝・大塚光子 著 現代教養文庫

 

 

おわりに

クリスマスツリー起源や、飾りつけ、
その飾りの一つ一つの意味について知ると、

クリスマスはキリスト教だけのお祭りではなく、

人類すべての人の、
願いが込められているお祭りだということがわかります。

つきつめていくと、人間の「生老病死」に関連するからです。

どのように生きるための糧を得て、
どのように衰えた気力を復活させ、病や困難を克服し、
どのように平和で幸福であり続けることができるか、
そして、どのようにして安らかに死んでいけるか・・・

すべての人が抱く、普遍的な願いをクリスマスに込め、
ともに分かち合い、祝福し合うことで、

人は、クリスマスに勇気づけられ、
未来に希望の火を灯すことができるのかもしれません。

 

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