★提供:https://www.instagram.com/explore/tags/東方神起5人/
今東方神起が全国ツアーを行っていて、この冬のイルミネーション(キャナルシティ博多など)でも東方神起の楽曲を使うところも出てきているほど、東方神起は非常に人気があります。
そこで、東方神起のデビューから調べてみるといろんな事がわかりましたので、今日は、東方神起の訴訟問題と分裂、活動停止などについてご紹介します。
目 次
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東方神起の5人のメンバーとは?
まず、ここで東方神起のメンバーのことを良く知らない人たちもいるかと思いますので、メンバー5人のことについて説明をします。
東方神起が結成されたのは、2003年で、メンバーは以下の5人でした。
【メンバーのプロフィール情報】
- ユンホ(ユノ・ユンホ/ U-Know Yunho)
本名:チョン・ユンホ
リーダー(結成時から)、ローパート・ラップ担当
▲提供:https://goo.gl/ZxkMfN、ユンホ - ヨンウン・ジェジュン(メインパート担当)
提供:https://www.oricon.co.jp/news/74089/photo/1/
▲ジェジュン - チャンミン(マックス、チェガン・チャンミン/ Max Changmin)
本名:シム・チャンミン、ハイパート担当
▲提供:http://chami0218kyon.blog.fc2.com/blog-entry-1115.html
▲チャンミン - シア・ジュンス(ハイパート担当)
▲提供:https://ameblo.jp/odekolife/theme-10031581179.html - ミッキー・ユチョン(ローパート・ラップ担当)
提供:http://blog.so-net.ne.jp/178_bz/upload/detail/yutyon5.jpg.html
事務所は、レコード会社兼芸能事務所のSMエンターテイメント(以下、SMと省略)であり、当初、韓国ではアイドルが下火になりかけてたときに、メンバーの一人一人がメインボーカルを担当できる「アカペラ・ダンス」というバンドを作る計画をたてて、ソロや別のグループのメインボーカルを務める予定であった人たちの中から選抜したのです。
そのメンバーが上にあげたジェジュン、ユチョン、ジュンス、そして、ユンホとチャンミンでした。
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東方神起の訴訟問題!分裂騒動!そして専属契約停止!
東方神起は、2003年にデビューをしてから、2009年にオリコン年間ランキング3位にまで達するまで、5人の人気は絶頂に達します。
ジェジュン、ユチョン、ジュンスが化粧品事業を開始
韓国や日本、その他の国々での人気が絶頂期に到達した頃に、2009年に、ジェジュン、ユチョン、ジュンスは化粧品事業を開始しました。
彼らはSMエンターテーメントという事務所(以下、SMと省略する)に所属するタレントですから、当然、契約で縛られているので余り勝手な事は出来ないのですが。
SM側が出した条件と3人が化粧品事業に参加した時の問題点
そこで、SM側は、
- 単純な金銭投資だけなら問題はない
- 東方神起としての肖像権は使用してはいけない
- 化粧品事業の理事などの役職には就いてはいけない
と言う条件のもと、3人がその事業をすることを承諾しました。
しかし、実際には、
- 3人は理事の名刺を持っていたので、理事になっていたのは明白
(化粧品会社から販売分の5%をロイヤルティに受けていた) - 化粧品に東方神起の画像を使用したプレゼントや直筆のサインをつけるなど、SMが保有する肖像権を侵害した
- 東方神起という名前を利用した化粧品販売
- 東方神起が日本公演しているとき、3人の家族がファンに化粧品を販売した
など、SMとの契約に東方神起のメンバーが違反することが出てきたのです。
SM側と3人の意見の食い違い
この問題について、SM側は、3人が化粧品会社と交わした契約書を見せてほしいと言いました。その理由は、化粧品会社との契約書に、東方神起のメンバーの肖像権を侵害するような内容があるかどうか、また、東方神起に被害や損害をもたらすような事がないか確認したいためでした。
しかし、3人は日本AVEXとSMとの契約内容に大きな疑問を感じていました。このために、彼らはSMに対して日本AVEXとSMとの間で交わした契約書を見せるように要求しました。
しかし、二者とも相手の要求を拒否したため、物別れになってしまい、裁判に発展したようです。
専属契約の効力停止仮処分申請
2009年7月31日、東方神起の3人は弁護士を介してSMへ「専属契約の効力停止仮処分申請」を提訴しました。
3人の見解
3人が出した立場表明によると、
- 2004年の東方神起のデビュー以降、メンバーはSMの指示に従い、韓国・日本・中国を行き来して、1年に1週間を除き、3~4時間/日ぐらいの睡眠しか取れないスケジュールを強いられていました。
- このハードスケジュールが原因で、3人の健康状態はひどく悪化していました。
- それにもかかわらず、SMは東方神起の海外進出をするために、更にハードなスケジュール計画をたてていました。
- 専属契約を解除するには、すべての投資金の3倍、または、収益の2倍の違約金を支払わなくてはいけませんでした。また、合意の上で契約解除出来たとしても、違約金を払うことが義務付けされていました(違約金の金額は、数千億ウォン)。このように契約解除もままならないほど厳しい状況で、SMとの契約に縛られて、仕方なく仕事をこなさなくてはいけませんでした。
- 契約金・給料について
- 契約金は0ウォンでした。(売り出すときは赤字なのだから契約金がないのも仕方がないのでは?すでに売れてるタレントが違う事務所に移籍するのであれば、ある程度の収益が上がるのは見込めるので、契約金もあるでしょうが。)
- 給料については、専属契約のアルバム収益の分配条項によると、最初の契約では、単一アルバムが50万枚以上売れると、その次のアルバム発売の時に、メンバー1人当り1,000万ウォン(今の為替で、約100万円)をもらうことができました。しかし、50万枚以下だった場合は、何ももらえません!
- アルバム販売量によっては、自分たちのもらえる利益も一人あたり総売上のたったの0.4%~1%に過ぎませんでした。
というような内容でした。
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裁判所の対応
2009年9月30日、裁判所は3人にSMと交渉するように言いましたが、3人は、「本質は不当な契約だ」と言って調整の意志がないことを明らかにしました。
10月27日には、裁判所は去る10月本案訴訟判決が下される時までSMが3人の独自の公演その他の活動を邪魔してはいけないとして、専属契約効力停止仮処分決定を下しました。
それ以降、SMを訴えたり辞める理由もなかったユノとチャンミンは、「東方神起」とその活動の場を奪われ、活動停止状態となってしまったのです。
これは事実上、3人が東方神起を脱退し違う道を歩む事を意味し、残りの2人が宙ぶらりんの状態になったのです。
東方神起を辞めた3人が進んだ道は?
SMを退職した3人は、2010/9/29、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの頭文字をとって、「JYJ」というグループを作り世界デビューすることを発表しました。
- キム・ジェジュン (1986/1/26 ~ )
- パク・ユチョン (1986/6/4 ~ )
- キム・ジュンス (1987/1/1 ~ )
2010年の記事「JYJ “東方神起分裂事態の本質は‥”[インタビュー①]」から
以下の文章は、韓国語の記事「JYJ “東方神起分裂事態の本質は‥”[インタビュー①]」の内容について、概略を説明してみました。
- 契約の不当さが明白なことは、3人は良く把握していた。
- しかし、彼らのために徹夜をしたスタッフやマネジャーらに対しての情があったため、ずっと我慢してきた。
- SMは、いつも事がうまく進まないときには、「私たちは『家族』である」と彼らに強く言って、彼らに持ちこたえさせようとした。
- 物事がうまくいく時は、組織との契約が優先された。
- 物事がうまくいかないときに「家族である」と言いながら、物事がうまくいくときには契約を優先させる行為は、人間的な背信だった。
- 3人は、最もSMを愛した所属歌手だった。
- 3人は、30代半ばになったときに、これまでの過去を振り返り、「自分たちは果たして幸せな人生を送っただろうか」と、自分自身に問いかけたとき、肯定的な返事をする自身がなかった。
- SMを辞めた今の方が、その時より幸せだということは、自身を持って言える。
SMと3人との契約関係の完全終了についてジュンスのコメントは?
2012年11月28日に、SMとの調停が合意に達し、契約関係を完全に終了しました。
その時、ワールドツアーのためにドイツに滞在していたジュンスは、11月29日(現地時間)の午後5時に、ドイツのシェラトンエッセンホテルで記者たちの会見を受けました。
そのときのジュンスの発言を引用すると…
「(訴訟は)事務所との不公正な問題について戦っただけで、東方神起を離れたかったわけではない。不本意ながらこのような結果になってしまった。ファンの皆様には申し訳ないけれど、東方神起というタイトルは、僕の心の中に残っている。漠然とではあるけれど、いつか東方神起としてステージに立つことができれば、それ以上幸せなことはないと思う」
これを読むと、ジュンスだけではなく、恐らく、JYJの3人は今でも東方神起としていつの日か同じステージで5人が揃ってパフォーマンスをファンのために披露したいと考えているような気がします。
まとめ
タレントを扱う事務所は、タレントをモノ扱いにしたり、大部分の利益を事務所のものにして、タレントに相当額を支払わないだとか、タレントの基本的な人権を守らないなどの問題を持つところもあると聞きます。SMがそんな事務所かどうかはわかりませんが、疑問を感じるのに十分な訴えです。
また、タレントも人間で性格があり、事務所に所属して仕事をするのが合う人と、自分で切り開いて行くのが合う人がいると思います。一つのレールをしいてもらい、それに乗っかって行くのが合う人もいれば、成功してくると、いろんなチャンスや人とのめぐり合わせで、道がひらけていき、新しい目標に挑戦したい人もいます。それにあわせて、自分が働いた分に見合う給料を貰いたいと思うのは当たり前のことです。
しかし、事務所との契約という「鎖」があると、自分が新しい事に挑戦したくてもやらせてもらえない、という不都合さがあるのです。何故、事務所がやらせないのかというと、事務所の利益に反するからだと、私は思います。あまりにも、タレントを売り出すことで莫大な利益が生まれるようになると、事務所はタレントを束縛し、事務所の言いなりにさせ、利益のほうを優先するようになります。こうなると、タレントは「物」にすぎなくなります。
この状態になっていたのが、3人なのではないでしょうか?
そこで、3人が辞めていって、残された2人は、一体、正直なところ幸せなのか・・・、と私は思いました。
(なんか、SMAPとオーバーラップしますね)
SMという事務所が間にあるので、なかなか厳しい問題があるかと思いますが、いつの日か、この5人が一緒にステージで歌える日が来るのを祈ります。
参考URL: http://tvxqimaga.com/TV5-3XQ.htm
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