北朝鮮がミサイル発射の実験を継続している中で、アメリカがロシア、中国に対して北朝鮮のミサイル開発の責任をなすりつけています。
一体、アメリカは何をしているのでしょうか?
そこで、北朝鮮以外の国々、アメリカ、中国、ロシア、日本の動向をみながら、一体アメリカが何をしようとしているかについて考え、そこからどのように対処すればよいかについて書いてみたいと思います。
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米国務長官の発言
【記事】北朝鮮の脅威増大、中国とロシアに「特別な責任」 米国務長官
7/29(土) 13:28、AFPBB News配信
北朝鮮は、ミサイルの発射実験は国の安全保障上必要な事だと主張してきました。
しかし、アメリカのトランプ大統領は、7/29付の記事で、北朝鮮のICBM発射実験を非難し、その責任はロシアと中国にあると主張しています。
その裏には、北朝鮮への制裁措置をさらに強化したいというアメリカの狙いがあるように思います。
トランプ大統領は、北朝鮮のミサイル発射実験は世界を脅かす事になると警告しています。
中国の発言
これに対して、中国の国連大使は、
中国国連大使「北朝鮮と米国に重要な責任」(8/1)(参考記事)
米国のその発言に反発しました。
中国は、北朝鮮と米国が物事を正しい方向に進めるための責任があると指摘しています。
米国は北朝鮮に対して制裁措置をするための口実を探していると思います。
もし、北朝鮮が自国の安全保障のためにミサイル発射実験をしているのに、それに対して、アメリカが口出しをして制裁措置をとると、それは、国際間の緊張を高める事になります。それは、一歩間違えば、米国が戦争に物事を発展させる危険性もありますので、米国が自制するのが本当に必要です。
しかし、アメリカが本当に北朝鮮に攻撃したとすると、北朝鮮に最も近い沖縄から海軍や空軍が出動することになるでしょう。すると、北朝鮮はその報復措置して、沖縄を真っ先に攻撃するでしょう。(ミサイルが届いたらの話ですが・・・)すると日本が危険にさらされます。
また、北朝鮮の隣国である韓国や中国にも被害が及ぶでしょう。
すると、第三次世界大戦なみの戦争が勃発する恐れもあります。
このように、隣国や日本にまで戦争をした場合には被害が波及するので、アメリカが、そう用意には北朝鮮に対して攻撃を仕掛けることが出来ないという意見もありますが、
これまで米国が、イラクやシリア、イラン、リビアなどに対してしてきたことを考えると、アメリカは、権力者達以外の人たちが沢山死んだとしても、何にも気にしないのではないかと思います。
そういうことを予測しているのか、中国は、制裁措置をとるのには反対で、北朝鮮と対話をしつつ、良い方向にすすめていきたいと考えているし、ロシアもそうです。(恐らく、ロシアも中国も北朝鮮の持つ資源をアメリカにはわたしたくないと考えているのではないでしょうか。)
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ロシアの対応
そして、この件については、ロシアも黙ってはいません。
【記事】ロシア、日米韓を名指しで懸念表明 北朝鮮ミサイル問題
8/1(火)
ロシアの外務省は、7/31、北朝鮮のミサイル発射は、国連の安全保障理事会決議に違反していると指摘しながらも、日本・米国・韓国は、北朝鮮のミサイル発射を口実にして、軍事的な活動を以前よりも活発にしていると指摘しています。
その事例としては、米国が、韓国に対するミサイル防衛システムの配備を実現するための準備をしています。
まとめ 〜 米国の思惑
米国が制裁措置をとりたがる理由はなんでしょうか?
(1) 恐らく、北朝鮮がミサイルの技術を高め、核兵器も持つことで、ロシア+中国+北朝鮮という力が、米国に対して強くなる事に懸念を抱いているのかもしれません。
(2) 米国の軍事が世界にとって必要不可欠であるという前提を作りたがっていて、それにより、米国の軍事活動が維持され、軍需産業の経営者達が経済的に潤う事が目的だと思ます。
(3) アジア圏で戦争を引き起こし、戦争終結後の復興で、北朝鮮の資源や尖閣諸島辺りの資源の利権を手に入れたいと考えている可能性もあります。そのためには、北朝鮮が核兵器やミサイルの高度な技術を持たない方が良いと判断しているのでしょうか。
(4) 米国が世界中に多くの米軍の特殊部隊を配属させている事実を参考に読んで下さい。
このようにみていくと、北朝鮮の事は静観し、北朝鮮との対話をしながら話し合いで解決する方向が良いと思います。アメリカのやり方で強引に解決しようとすると、一歩間違えると、大変な方向に進んでしまいそうです。
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